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幻想と召喚の絆  作者: イ尹口欠
炭鉱跡攻略編

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120 召喚

 メオンの塔の受付でフェミニオさんに伺ったところ、どうもレベル40になっても職業は増えないらしいことが判明しました。

 ……なんと想定外。


 しかし新しいシステムが登場したので、これまた想定外です。


 まずレベル40の特典は、ご存知パーティ枠一体追加。


 次に現在取得している職業からひとつ選択し、召喚時にその職業の召喚獣を追加で一体、召喚することができるというものです。

 これは第一職業であるネクロマンサーを選択するとレベルアップの度に三体、他の職業なら二体、召喚できるようになるわけですね。

 もちろんネクロマンサー三体なんて今でも持て余しているのに……と思われるところ、更なる特典がこの選択肢を有為なものに変えてしまいました。


 その名もレギオンシステム。


 同種の召喚獣を一体の召喚獣として扱うシステムで、これを使えば余っているマミー四体を一体分の召喚獣として扱うことが出来るようになります。

 パーティ枠は九体ですから、このうちひとつをマミー・レギオンにあてがうと、なんと八体の召喚獣と四体のマミー・レギオン、計十二体で戦うことができるという数の暴力を実現できるのです。


 同名の召喚獣ではなく同種の召喚獣、というのがポイントで、例えばスケルトン・シミターマンのシャムシールがスケルトン・ソードマンとレギオンを組むことができたりします。


 逆にスペクターとなったヨサクはスケルトン・アックスマンとレギオンを組むことができません。

 また元が異なる種別のためか、ヨサクとムラマサもレギオンを組むことは出来ませんでした。


 スケルトン・アックスマンではなくスペクター・アックスマンなら、ヨサクとレギオンを組めるはずですが……あまり合体数に差があると足手まといにしかなりそうもありませんね。


 ちなみにレッサードラゴンは、属性ごとに同種とみなされるようで、複数属性の吐息をレギオン化することはできませんでした。

 ただ属性が合えば吐息、爪、尻尾をレギオン化することもできるため、範囲攻撃が格段に凶悪化するわけですが、これはまた別のお話です。


 ……真に恐ろしいのはレベル40で強化されたクリエイト・アンデッドの魔法なんですけどね。

 それは実地で試すとしましょうか。


 さてさて。


 ネクロマンサー・ファナとしてはこの選択肢、もはや選択肢ですらありません。


 はい、もちろんネクロマンサーを選びましたよ!


     ◆


 ネクロマンサーギルドにやってきました。

 さあ、今日も張り切って召喚しましょう!


 今回は3レベル分の召喚で、40レベルの分だけは死体ガチャが一回多く引けるという大盤振る舞いです。


 何が重複しようともレギオンになると思えば、気持ちも軽くなりますね。

 むしろマミー、どんどん来て欲しいくらいです。


 じゃ早速、引いていきましょう!


「召喚!」


 ずももももも。


【スケルトン・テイラーを召喚しました】


 え、まさかの服飾スキル持ちですか!?

 いや……このタイミングで?

 まあいいですけども、城に配備しに行くのはちょっと面倒ですね。


「次、召喚!」


 ずももももも。


【ロッティングコープスを召喚しました】


 いいですねえ。

 リュウタロウが率いることのできる未合体ロッティングコープスはこれで二体目ですよ。

 ただ闇魔法が相手にあると、出せないのがやや使いづらいですが……。


「次、召喚!」


 ずももももも。


【ゴーストを召喚しました】


 ゴーストは素材として優秀なので、いくらいても困りませんよ!


「次、召喚!」


 ズワァっ!

 お、レア演出来ましたね!


【スケルトン・アーチャーを召喚しました!】


 ああ、君か……。

 ティアー1のレアなら仕方ないね。

 スペクターにできたらロビンとレギオンを組ませられるんですが……。


「次、召喚!」


 ずももももも。


【マミーを召喚しました】


 来た!

 やっぱり来ましたよ五体目のマミー!

 これでレギオンを組んで……未合体のマミーが五体で何をするんだ一体。

 まあ考えようによっては、五体合体と同等の働きをする可能性がなきにしもあらずなので、一度は試しておきましょうか。


「気にせず次、召喚!」


 ずももももも。


【スケルトン・ソードマンを召喚しました】


 シャムシールのお供が増えましたね。

 良いじゃないですか。


「次、召喚!」


 ずももももも。


【ゴーストを召喚しました】


 よし素材きた。

 おっとこれで死体ガチャは終わりでしたか。

 このゴーストがレベル40で増加した一体になるわけですね。


 さて色々増えてきたので、ソウルブリンガーは武器ふたつ、防具ひとつで引いてみましょう。


「久々の武器召喚!」


 しゅきーん。


【ソウル・ダガーを召喚しました】


 び、微妙~……。

 やっぱり防具にしておくべきでしたかね、これ。


「いいえ初志貫徹、武器召喚!」


 しゅきーん。


【ソウル・ロングボウを召喚しました】


 うむ?

 これはこれは、丁度いいところに!

 これでスケルトン・アーチャーをスペクターにできますよ!

 いやあ、武器ガチャを二回にして正解でした!


「よし次、防具召喚!」


 しゅきーん。


【ソウル・スモールバックラーを召喚しました】


 おおおおおお!

 待ってました!

 これ、これですよ!

 ヨサクが未だにソウルブリンガー防具じゃないプレイヤーメイドの小バックラーを使い続けてきていて、街に行く度に修理していた奴!

 スケルトン・スミスがいない今、道中で壊れると直せないから、店売りの安い奴を買ってストレージにストックしたりと苦労が多かったのです。

 ようやく不便が解消されました。


 さてお次はドラゴンメイジですね。

 これには基本的に外れが無いので気楽に引けます。


「来たれ、召喚!」


 ごわああああ。


【レッサードラゴン(火の吐息)を召喚しました】


 オーソドックスな奴が来ましたね。


「次、召喚!」


 シュゴォォォォ!!

 お、レア演出かな?


【アストラルドラゴン(霊の爪)を召喚しました!】


 ほほう。

 未だに良く分からない霊属性の爪攻撃ですか。

 ほんと霊属性ってなんなんですかねえ?

 ……ま、いっか。


「次、召喚!」


 ごわああああ。


【レッサードラゴン(地の爪)を召喚しました】


 これまた地味なの来ましたね。

 あ、でも持ってないのか。

 ならお得感がありますね。


 最後にセレブリティスカラーです。

 これもいまのところ外れなしですよ、期待できますね。


「召喚!」


 きらーん。


【ダイヤモンド・アンクレットを召喚しました】


 おお!

 光耐性のアンクレットですね、これは貴重です。

 アンクレットは足首に付けるので、既にサファイア・アンクレットを装備しているヨサクでもあとひとつ装備できるはずです。

 これは決定ですね。


「次、召喚!」


 きらーん。


【サンドブラストの書を召喚しました】


 おおお?

 範囲攻撃魔法じゃないですか!

 これはタツヤの魔法攻撃力が大幅にアップしますよ!


「最後、召喚!」


 きらーん。


【トパース・ブレスレットを召喚しました】


 ほほう、ブレスレットですか。

 これは誰でも装備できるので、強化したい子にあげましょうかね。


 さあ、合体候補の選定に移りましょう!

 どうなるか、いまから楽しみですね!


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