第1章 第8話 大変だわ~~
…………優………………徳…………くん、優…………徳………………くん!、優…………徳…くん!優……徳……くん!優徳くん!!!
誰かの声が聞こえる……。誰だろう……?優しい声だな……。また、意識が微睡みに落ちて生きそうだ…………「優徳くん!!」う、俺としたことが意識を落とすところだった。お!よく見るとアリアじゃないか、どうしたんだよそんな涙でグシャグシャにして俺の顔を見てなんかついてるか?なんてな、いくら俺でもそんなことじゃないってことぐらいわかる。あ、目があった。
「よ!おはよう!アリアどうしたんだよそんな泣いて?あれ、そう言えば俺の腹の傷が泣くなっているな…………、アリアが治してくれたのか?」
涙を手でぬぐいながらアリアは、
「もう、優徳くんは相変わらずだね!!」
アリア笑いながらはにかんでいった。
「それより、この状況はどういうことなんだ?窓が割れてお前を押したところから記憶がないんだが?」
そう、今生徒玄関は閑散としていて、ところどころに血見たいな物がついている。あと、瓦礫もたくさんだ。そう思ってアリアに聞くと悲しそうな顔をしながら言った。自分が誰なのかを海外で何をしていたのかを
「優徳くん、聞いても驚かないでくださいね。私、アリア・ユキナは外国では魔物や幽霊などを刈ることを生業として生きていました。そんな私を心配した両親が日本の学校に送りこんだのです。ですが……やはり心配していたことが起きてしまいましたね。私に親の魔物をころされた子供たちが復讐に来てしまったようです。すみません優徳君、巻き込んでしまって。」終盤の台詞を言うアリアの顔は見るに絶えなかった、本当に全て自分のせいだと思ってしまっているようだ。なんか、可哀想だな…………
「アリアそんな顔すんなよ。別にお前のせいじゃないって、悪いのは魔物たちなんだからさ。」
「でも…………。」
ああーもう!うじうじと!!
「いいか!聞けアリア!!お前が勝手に自分のせいだと思うのは言いが、その迷ってる間にもっと救えるだろうが!!」
割りと大声で叫んでやった。お?なんかアリアのやつキョトンとしてやがる。
「…………え?……うん!そうだね!!ありがとう優徳君。」
そうしていると玄関の入口から何か黒いオオカミ?いや違うな、あれはRPGとかでよくみるケロベロスか?
「あれは、ケロベロスですね。」
あ、さいですか。
うわ、襲いかかりマスよ~てかんがヤバいですけどマジ!お!マジで襲いかかって来た。
「じゃまです。」
え?なんか真っ二つになった。
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