光と闇
あるところに闇が好きな少女と光が好きな少女がいました。
そんな二人はある日突然出会いました。
闇少女は光少女のことを知っていました。
そしてとても憎んでいました。
光少女は闇少女のことをまったく知りませんでした。
「あなたは誰…?」
光少女は闇少女に聞きました。
「私はあなたの闇よ」
「私の闇…?」
「そうよ、あなたはさぞかし楽でしょうね、私に嫌な記憶すべて押し付けて幸せに暮らして」
「ご…めん」
「私はね、あなたが憎いの、私はあなたの中で嫌
な記憶をすべて押し付けられてるの」
「………」
「そして死ぬことも許されない」
「…」
「私はあなたを動かせないから」
「ごめんなさい…」
「お願いがあるの、1日だけ私に体を貸して、貸してくれたら許してあげる」
「いいよ!」
光少女はこんなに簡単に許して貰えると思っていませんでした。
「ありがとう、じゃあ借りるね」
「うん!」
「⁉︎」
これが人の体……これでやっと私の願いが果たされる!
さようなら私
さようなら私の光
プッ、 血管のさけた音がした。
そして 赤が広がった
死にたかった ずっと ただ苦しみを感じるためだけに作られた私
私の願いそれは死