第一章~フォン・スクイズ~
獣の国の物語
第一章~ 獣の国 フォン・スクイズ ~
獣の国は、魔法使いの国とサイボーグの国を囲んでいる。
国の大きさは他の国に比べ、ずば抜けて大きい。
その大きな国土には、穀物や果物、食料となるモンスターなど、食材が数多く存在している。
獣人たちは、穀物や果物を収穫したり、モンスターを狩りながら暮らしている。
これから始まる物語はそんな獣人の一人フォン・スクイズの物語である。
第一話 フォン・スクイズ
ある所に赤髪の元気な青年がいた。この青年は物語での主人公の一人フォン・スクイズである。
これからの物語は、このフォンの視点から見ていくことになる。
「おい、今日の狩の時間だ。モンスターを狩りに行くぞ」
っお、サイズのおっちゃんだ。今日もでっかいな~。
「オッケ~、今日はどんなの狩っちゃう?」
「そうだな、お前もモンスター狩りに慣れてきたし、ちょっと強めで村に害をなしそうなモンスターにしよう。
あっ、あとあれ忘れるなよ。」
うーん、サイズのおっちゃんの強めって、だいぶ危なそうだな気を付けないと。
「分かった~。じゃちょっと武器持ってくるから、先に村の端に行っててよ」
「了解」
僕も一旦家に帰って武器を取って来ますか。
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「ハァハァ、母ちゃんただいま~。」
「お帰り~、凄い急いどるね。」
「そうなんよ、サイズのおっちゃん待っとるからね。これからモンスター狩りに行って来るわ」
「はーい。気を付けて行ってきんさい。いつも悪いね、サイズとあんたばっかり危ないモンスター狩りに行かせて」
「しょうがないよ、村にはサイズのおっちゃんと、僕しか若い男がいないんだから。
んじゃ~行ってきます。」