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8 あと



「……」


トランを見ながら立ち尽くすベルグ



トランはせっせせっせと働いていた。




「ベルグ頭から牙とっといて」



「…」


手際よく魔物を解体していくトラン

慣れた手つきだ。



「トランそんな持ってどうするの?」



「いるだろ?」



「いらないでしょ?」


魔石や牙の使い道は特にない。

しかもこんな山奥で。



「お前金あんのか?」



「えっ?なんでお金?…!」

ベルグはハッとする。


ここがもし別の大陸なら


帰還するためには

お金がいる。


長期間もし帰れないとなればなおさらだ。


それにこの大陸でお金を稼ぐ方法をベルグは知らない。


しかし…


「トランそれ売れるの?」




「多分、魔石は街しか売れないが

毛皮や牙なら村でも売れる可能性がある。

生活に使えるからな」



「なるほど…。

できるだけ持っていこう。」

トランの提案に納得するベルグ


トランがいてよかったと…


…少し思った。



「トラン

あの魔物知ってるの?」



「いや。しらん」



「じゃあ、なんで攻撃パターンとかわかったの?」




「ああ、獣型はだいたい一緒なんだよ

上位になったら全然違うけど」

 


「なるほど

勉強になるよ」

ベルグは真剣な顔で頷く。




「この魔物ダークベアに

似てたけど、少し違ったな」

トランは魔物の爪を持ちながら話す。



「どこが」



「ダークベアより普通に強いしデカい。

ダークベアはC級かC級上位ぐらい

こいつはB級ぐらいの強さがあったな。」



静かになるベルグ




そして



「いきなりB級か…

この先不安だなぁ〜…」




「ははは」

トランは笑った。

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