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その７
私の彼と２人っきりで会ったら、色々話してしまうという予感は当たっていた。
変な勢いで、私は言ってしまう。
「私は椿が好きなんだ」
「んで？」
予想外の反応で戸惑う。
「え！ 気持ち悪いとか思わないの？」
「は！？ なんで」
「だって女同士だし……」
「好きになるのに性別関係あるの？ まあ、さすがに男を好きになっても抱きたいとは思わないだろうけど」
なんだこの反応は……私が隠していたのがバカみたいじゃないか。
「俺は気付いてたしビックリもしないよ」
「なんで」
「なんで？ 好きだからかなやっぱり」
好きって私の事だったのか……それより、私の気持ちはバレてたのかな？
「おい！フリーズするなよ」
「いつから？ いつから気付いていた」
「３人で話したり行動するようになってすぐかな？」
私が不安そうにしているのに気付いたのか彼が言う。
「多分俺しか気付いてないから平気だよ」
「じゃあ良いか」
「……はぁ～」
彼がため息を吐いている？？
