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その38
『大学終わってから、時間あったら話しをしよう』
と、いうようなメールが、公園での話しを聞いた次の日から、毎日彼女から来る。大学が終わったら、毎回カラオケに行けるわけなく……そんな金はない。あの公園に行くのが日課になってきた。
会うと、彼女は織笠の話しをする。あの告白は区切りをつける為じゃなかったのかな?
やっぱり好きなままなのだろうか? 最近の彼女がよくわからない。
そして、距離が近いと思う。気付いてるのか??
あ~嫌われたくない。
なんだこの気分は、もうキツい……。
自分で傍にいるだけで良いって思ってたんだけどな……情けない。
はぁ~もう無防備に近づかないでほしい。
ベンチに並んで座ると彼女が普通に俺と距離を空けずに座った。
あ~だから近いって……。
彼女の話しを、上手く聞けなくてへこむ。
ちょっと話すと、変に沈黙が出来てしまう。
俺は前どんな風に話ししてたのやら?
日に日に気まずい雰囲気になってると思うのだけど、何でそれでも、会って話ししようって言ってくれるんだろ??