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その24

 今日は疲れた。

 ベットの上に仰向けに寝て、天井に手を伸ばす。

 自分の手を見ながら思った。


 もう頭撫でるの無理だな……。


 ただ、切なかった。撫でるんじゃなかったな~。いや、ほんと。

 側にいるのが少し辛くなりそうだ。


 そして、どうしても彼女の言葉が胸に刺さった。

 俺はMなのでしょうか? どんな事言われても好きなまま。

 この先、何かある可能性なんて無いのに……。


 少しでも力になりたい。そう思うのはほんとで、うん。でもね……はぁ~。


 何が出来るんだろうか?


 たぶんこれから傷つくであろう彼女に俺は何が出来るかな……。


 俺の思考を中断するようにメールの着信音がした。


『さっきはごめん』


 素っ気ない彼女からの謝罪の言葉、彼女らしいな。


『気にするな』


 俺は素直に返事を送った。


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