表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/41

その22


「私は男は嫌いだから」


 ズバッときた。俺の前だとほんと容赦ないよな……。

 まあ、いっそ清々しいと思うよ。


「あいつは男が良いみたいだぞ」

「う~そういう事言う」

「先に言ったのはそっちだろが」

「しょうがないでしょ。あんたしか言う相手ないんだから」

「逆切れですか」


 彼女が泣き出してしまった……ちょっと言い過ぎたかな。

 彼女が泣きながら言う。


「私の事好きなら優しくしてよ!」

「……」

「あの子に好きな人の相談されてる私は何なの! もう嫌だ! なのに私はあんたに同じ事してる。自分が嫌なのに最低」


 彼女の頭を撫でようとしたら、手を振り払われた。


「やめてよ」


 俺は彼女の頭を怯まず撫でる。


「いいから、泣けよ」

「……うん」


 泣き止むまで、彼女の頭を優しく撫でた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ