表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/41

その1

「なぎさっ青木君て格好良くない?」


 授業中、隣に座る、椿つばきが小声で言ってくる。私たちは、入学式の時に名前の順で席が近かった事から仲良くなった。私の名字が鹿島かしまで彼女が織笠おりかさという。


 高校は別だが、2人とも女子校出身というのもあって話しやすかった。だいたい同じ授業を選択していて一緒の事が多い、この一ヶ月で名前で呼び合うくらい仲良くなっていた。


「え?」

「あの前の方に座ってる人」


 椿が遠慮がちに指をさしながら言った。男の子にしては小柄かな? まあ、私の背が170以上あるから、そう思うのかもしれないが……多分同じくらいの身長かな?


 椿は小さいから丁度良いのかも? 顔は私の位置からは見えなかった。


「なに好きなの?」

「え、違うよ」


 口ではそういっているけど、顔を少し赤くしている。凄く可愛いな。


 私の心がズキリと痛む……嫉妬だ。


 私は彼女の事が好きだった。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ