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第94話 Falcon 復活

【ハーモニー社・吹田店カフェ】


吹田店カフェに来ている真彩と優衣。


真彩と優衣、そして社員達が、設備のカタログを見ながら話し合っている。


真彩「うーん、もうちょっと考える余地がありますね……」


優衣「?……」


社員達「あっ、はい……」

   

真彩、ジェスチャー交え、店の雰囲気をもっとよくする為に熱弁している。


それを、「はい、はい」と、真彩のアイディアに感心しながら聞いている従業員達。




【松本家】

   

休日の朝早くから、悠斗、真彩、優衣、勇也が、松本拓哉の家に集合している。


松本の家は、大きな門に、広い庭付きの豪邸だ。

   

二階には、音楽スタジオがある。


ビジュアル系バンド、Falcon の録音は、ここで行われている。


防音の部屋なので、ドラムを使った大きな音も大丈夫だ。

バンドの練習はいつもここを利用している。


Falconは覆面バンドで、顔出しNGなので、ライブの際はヴェネチアンマスクを着けて、顔にペイントをしている。


故に、バンドメンバーがどんな顔をしているのか、一部の人間にしか知られていない。


家族や周りの友達にも秘密にしている。

只、松本の両親と、悠斗と真彩の母親・亜希だけは知っている。


真彩と悠斗が疎遠状態になったのもあって、数年、バンド活動を休止していた。

それが、復活する事となり、メンバーが松本の家に集合している。


音楽スタジオには、楽器、スピーカー、ミキサー、パソコン、プロジェクター、マイク、録音機材等、色々な機材が置かれてある。


そこに、真彩、悠斗、優衣、勇也、そして松本がいる。


以前、演奏していた曲を練習し、新曲、二曲を皆で合わせている。


悠斗と真彩はエレキギターを持ち、キーボードの前には優衣、ドラムの椅子には勇也が座り、松本はベースギターを持っている。


新曲の二曲を合わせ終わったところで休憩となり、松本、肩に掛けていたベースのストラップを外しながら、皆に言う。


松本「しっかし、Falcon、 急に休止して、また急に復活なんて、ファンの人達もビックリだろうね。ホント、マーちゃんに振り回されてるもんね、皆んな」


真彩「すいましぇーん。勝手な私で……」

と、ちょっと口を歪ませ、可愛く言う真彩。


松本「ふふっ……ちょっと皮肉言っら、マーちゃんどんな顔するか見たかっただけだよ。また皆んなと一緒に演奏出来るの、最高に嬉しいよ!」


すると、優衣、勇也、笑顔で頷く。


悠斗「あの、俺からも……すいません……」

と、悠斗、皆に頭を下げる。


勇也「ホントにもうー。悠ちゃんとマーちゃん、もう絶対に喧嘩するなよ! 二人の関係が俺達に多大なる影響及ぼすんだからな!」


真彩「あぁ……喧嘩じゃないんだけどね……でも、すいませんでした」

と、真彩、皆に頭を下げる。


悠斗「あぁ、あの、市役所に婚姻届出してっていう形式上の結婚は出来ないから、真正寺で、み仏様に誓う結婚になる。でも、このこと秘密だから、そこんとこ宜しくお願いします」

  

頭を下げる悠斗。

真彩も一緒に頭を下げる。


勇也「真正寺でみ仏様に誓う結婚、最高ー! 絶対、別れるなよ!」

と、釘を刺す勇也。


悠斗と真彩、顔を見合わせ笑顔。

そして、悠斗と真彩「別れないよ!」

と、勇也に言う。


すると勇也、

勇也「いよっ! おめでとう!」

と言って、悠斗と真彩に拍手を送る。


優衣と松本も、「おめでとう!」と言って、笑顔で、悠斗と真彩に拍手を送る。


優衣「でもさー、婚姻届け出して入籍っていう形、別に取らなくても良くない? フランスみたいに法的契約伴わないユニオンリーブルで良いと思うんだけど」


悠斗「あぁ、自由な結びつきか……」


優衣「あぁ、勿論、子どもが出来たらちゃんと認知って形になると思うから、その時は法律に詳しい人に相談するとか?」


真彩「うん。結局そうなると思う」


優衣「日本の法律に則ったら、例えば、マーちゃんがウチの両親の養女になって、正式に悠ちゃんとは兄妹の間柄でなくなったら、書類上OKな訳だけど、もしそうしたら、叔父さんと叔母さん、悲しむもんね……」


悠斗「あぁ、間違いなく。真彩を本当の娘だと思ってるから。真彩を養女に出すなんて、書類上の事なんだけど、でも、絶対に嫌だと思う」


松本「まぁ、形の上での事なんだけど、人の心はそんな単純じゃないからね……」


真彩「悠斗と私、戸籍上、兄妹で繋がってるから、配偶者じゃなくても別に寂しくないしね」


悠斗「そうだよな、うん」



優衣「さぁーて、また新曲の練習、始めますか。Falcon 復活、イェーイ!」


優衣の掛け声に、悠斗、真彩、勇也、松本も同じ様に「イェーイ!」と言って、手を上に挙げて喜びの表情。


仲の良い五人組である。

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