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第59話 真彩、医者と付き合う?

【ハーモニー社・高槻店】


朝早くから、真彩と優衣が店舗を見ながら話し合っている。


タブレットを見ながら相談し合う、真彩、優衣そして、高槻店の店長。


店のスタッフ達、真彩と優衣の行動を注視している。




【高槻商店街】


高槻商店街を歩く真彩と優衣。


ウィンドウショッピングを兼ねて、話をしながら歩いている。


優衣「あぁ、こんな感じも良いですね……」


真彩「あぁ、ホント、良いね……」

と言って、二人で色んな店を視察し、良い部分を取り入れようと思っている。




【ハーモニー社・社長室】


社長室に戻ると、真彩、椅子にもたれ掛かり、上を向いて腕組みし、目を閉じている。


優衣、気になり、

優衣「あの、何考えてるの?」

と、真彩に聞く。


真彩「えっ? ちょっと目が疲れただけだけだよ」

と言うと、

優衣「嘘だ。何か考え込んでるジャン!」

と言って、真彩をじっと見る優衣。


真彩「あぁ……あの、夜ね、ある人と食事するんだけど、どうしたもんかと思って……」


優衣「ある人って???」


真彩「あぁ、その人、整形外科なんだけど、医療の話が面白くてさぁー、めっちゃ勉強になるんだよね……自分の知らない世界を知ってる人って、魅力感じるんだよね……あっ、今、レオナルド・ダ・ヴィンチ様の顔が浮かんだ……」


優衣「へーぇ……そんな人、いたんだ……あぁ、そう言えば、悠ちゃんも昔、お医者さんになりたいって言ってたよね?」

   

優衣、敢えて悠斗の話題になる様に話を持って行く。


真彩「あぁ、言ってたね……だから小さい頃、お医者さんごっこやらされて、丸裸にされて触られまくってたわ。パパとママに隠れてね」


優衣「えぇ?……」


真彩「特に女性器は、悠斗にとって珍しいから……」


優衣「えぇ? でも、それってさぁー、性被害に遭ってるのと同じだと思うけど?」


真彩「うーん……小さい頃って、そんなの分からないジャン。それに、悠斗がいつも傍にいないと不安になる私だったから、悠斗が喜ぶんだったら……って感じだった」


優衣「あぁ、そうだったね……いっつも悠ちゃんに引っ付いてたからね……」


真彩「私の身体、私より悠斗の方が詳しいもんね……ふっ……」


真彩、昔の悠斗との遣り取りを思い出し、笑う。


真彩「あっ……」


優衣「んん?」


真彩「ホントだ。優衣ちゃんの言う通りだ。これって、セクハラ越えた性的虐待ジャン!」

と言うと、頬っぺたを膨らます真彩。


優衣「えっ? 今頃、気付いた?」


真彩「うん……今、気付いた……」


優衣「はぁ……」


真彩「段々、悠斗に腹立って来た。私を実験台にしてたのか? それに、医者になってないし……あれは何だったんだ? 単なる悠斗の興味半分だった?」


優衣「あぁ、まぁまぁ、落ち着いて! もう過去の事ジャン」


真彩、頬っぺたを膨らませている。   


優衣「あぁ、ねぇ、その整形外科の先生とは、どこで知り合ったの?」


真彩「あぁ、パパの方の、私の従兄の結婚式の時。従兄の友達。テーブル違ったんだけど、アプローチして来て……LINEで遣り取りしてたら気が合って、二回デートしたんだけど……」


優衣「へーぇ、じゃー、悠ちゃんもその人と面識あるんだ……」


真彩「あぁ、その従兄の結婚式の時、会ってるからね」


優衣「ふーん……」


真彩「この前、別れ際にキスして来たから、今日はその先、行くかな? なーんてね……」


優衣「えぇー?! ダメだよ?! 断りなよ?!」


真彩「えっ?……でも、良い人だよ? ああいう如何にも大阪人っていう面白いタイプの人とは付き合った事ないから、勉強になるかな?……って思って……」


優衣「勉強になるからって……向学心で付き合うのはダメだよ! それに、二回目でキスなんて、不誠実だよ!」


真彩「えっ?……そう?」


優衣「うん」


真彩「でも、アメリカ人の元カレは、一回目でキスして来たけど?……」


優衣「早っ……流石、アメリカ人……」


真彩「その人、特に悪いところ無いよ? 別に結婚しても良いかな?……って思う様な人だよ?」


優衣「絶―対、反対!」


真彩「いや、優衣ちゃんは会った事ないジャン! ホント、面白くて、優しくて良い人だよ?! 会えば絶対、気に入ると思う。あっ、今度会ってみて? 紹介したい」


優衣「良い人でもダメ!」


真彩「えぇ?……何でダメなの?」


優衣「ダメなものはダメ! ちゃんと断りなよ!」


真彩「あのー、私が誰と付き合おうと、私の勝手でしょ?!」

   

真彩、不服そうな顔で優衣を見る。


優衣、腕を組み、怒った顔をしている。




【ハーモニー社・エントランス】


夕方、ハーモニー社・エントランスの出入口に、真彩が立っている。


エントランス前の駐車スペースに、赤のポルシェがゆっくり停まる。


真彩、直ぐにその赤のポルシェに向かって歩き出す。


そして、笑顔で助手席に乗り込む真彩。




【ハーモニー社・建物近くの道路】

   

悠斗、スーツ姿で、ハーモニー社を目掛けて、ハァハァ言いながら必死で走っている。


悠斗、赤のポルシェとすれ違う。


その瞬間、助手席に座り、運転している男と笑顔で話している真彩の姿を見る。


悠斗(心の声)「クソッ! 遅かったか……」


悠斗、赤のポルシェが見えなくなるまで、じっと見詰める。


悠斗(心の声)「真彩……」

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