表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
44/152

第44話 カレーフェスタ大成功

【ハーモニー社・高槻店カフェ】


ハーモニー社・高槻店カフェでは、カレーフェスタを特別開催している。

初めての事なので、スタッフが右往左往し、忙しそうにしている。

真彩と優衣も朝から手伝いに来ている。


優衣「凄い人気ですね。まさかの行列! 宣伝効果ありましたね。ビックリです……」


真彩「役員会ですんなり承認されたのには驚いたけどね。前田さんのお蔭だわ。やっぱり私の目に狂いはなかった。あの人、良い運を持ってるわ。ラッキーボーイだわ。あっ……メニュー開発に向いてるんじゃないかな? 探求心、好奇心、向上心が強いから……」


優衣「あぁ、良いかも。真面目で勉強熱心ですもんね……」




【ハーモニー社・社長室】


夜、ハーモニー社・社長室で、優衣が、PC画面見ながら、ネットサーフィンしている。

真彩、ちらっと、隣のデスクの優衣を見る。


真彩「何、ニタニタして見てるんですか?」


優衣「あぁ、ウチの会社に関する事を書いてる人達のSNSチェックしてるんですけど……結構、良い事、書いてくれてて……何か、嬉しくなっちゃって……応援して貰えるって、嬉しいですね」


真彩「そりゃー嬉しいよ」


優衣「あっ……この人、人気ブロガーみたい……」   


人気ブロガー『えだまめ』のブログを読み始める優衣。


優衣「えぇ? 〈今日は、ハーモニー社の高槻店でカレーフェスタするって事で行ったんだけど、売り切れだった(泣) 食べたかったなぁー。特にシーフードカレーを。可愛い社長さん、また第二弾やってね♡〉ですって。えっ? ひょっとして社長のファン?」


真彩「じゃー『えだまめさん』のご要望にお応えしないとね。第二弾、全国一斉開催するから!」


優衣「えぇー? ホントに?」


真彩「はい。ホントです。来月早々に開催できる様に、店長さん達に通達します」


優衣「はい! でも、何でこんな人気ブロガーさんがウチの会社、応援してくれてるんでしょうね?」


真彩「ホントだね。でも、その人、間違いなくこの近辺に住んでるよね? 会ったらお礼言わないとね……」


優衣「ホント、お礼言わないと…‥‥どんな人なのか、見てみたいですね!」


真彩「そんなしょっちゅう来れるって事は、定年退職して時間がある人だろうね」


優衣「あぁ、そう言えば、高槻店に行く度に会う人いますよね? グレイヘアの男性」


真彩「……あぁ、はいはい、あの人ね……」


優衣「そう言えば…‥あの人、この前、社長の事、じっと見てませんでした?」


真彩「……あぁ、そう言えば……視線、感じてました」




【カフェバー「Route72」】


カフェバー「Route72」では、真彩、優衣、松本が、テーブル席で祝杯をあげている。

カレーフェスタの大成功を喜び、三人でビールジョッキを合わせ、乾杯する。


真彩・優衣・松本「かんぱーい!」

   

一口飲んで、拍手をし、喜ぶ三人。


松本「良かったね、大成功で」


真彩「ホント、良かったよ。前田さんとタッくんと従業員の皆さんとお客様のお蔭だよ」


松本「いやいや、僕は何もしてないよ」


首を横振り、謙虚な態度の松本。


真彩「何でよ、前田さんにスパイスとか教えてくれて、アドバイスしてくれたジャン!」


優衣「うん、うん」


松本「いや、それだけだよ」


真彩「それが大きいんだよ。隠し味って超大事だから……」


松本「ふーん、じゃー、お役に立てて良かったよ」

   

松本、真彩と優衣に微笑む。


松本「あっ、今日は、二人が大好きなパエリア、作ってるからね。もう直ぐ焼き上がるから!」


真彩「ヤッター、嬉しいなぁー。パエリア大好き!」


優衣「嬉しいー」


真彩と優衣、無邪気に喜ぶ。


松本「あぁ、ねぇ、最近、よく来る様になったお客さんなんだけど……」


松本、優衣と目を合わす。


真彩「んん???」


松本「ほら、この前、ニコラ・テスラの話で盛り上がってたジャン!」


真彩「あぁ、あの面白い人? あの人がどうかしたの?」


松本「昨日、マーちゃんの事、根掘り葉掘り聞かれたよ。あぁ、勿論、お客様のプライバシーなんで……って言って、何も情報与えなかったよ!」


真彩「ふーん……有難う」


松本「マーちゃんの事、好きみたい……」

   

優衣、驚く。

しかし、真彩は動ぜず。


真彩「ふーん……」


松本「えっ?……『ふーん』で終わり???」


真彩「えっ? だって、興味ないもん……」

   

真彩の言葉に、松本と優衣、微笑む。


優衣「その人、何て名前?」

と、真彩に聞く優衣。


真彩「えぇー、知らない」

と、愛想なく言う真彩。


優衣「職業は?」


真彩「知らない」


優衣「?……」


真彩「だって興味ないし……」


優衣「ふーん……」


優衣(心の声)「なーんだ、心配しなくて大丈夫ジャン。悠ちゃんに報告しなくちゃ!……」


松本(心の声)「悠さん、ホッとするだろうな……良かったー……」


優衣と松本、微笑み合う。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ