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第43話 前田の母、秋元&真彩

【ハーモニー社・食堂】


真彩と優衣、食堂の一番奥の席で、話をしながら昼食を摂っている。


優衣「へーぇ、前田さんのお母さん、人生が一転するね」


真彩「うん。言い風に変わって来ると思う。幸せになって貰いたいわ」


優衣「ふーん、何か、面白いね。人生ってどこでどうなるか分かんないもんだね」


真彩「でしょ?」


チャーハンに入っている小さな肉を、優衣の皿に置く真彩。


優衣「こーんな小っちゃい肉も食べれないの?」


真彩「すいません……」


お茶目な顔をする真彩。


優衣「でもさー、マーちゃんが紹介しなければその二人は結ばれる事なかった訳だし、会う事なんて絶対無かったと思う。何か、不思議だよね……」


真彩「うん。そうだね……本来は出会うはずのない二人なんだよね。私、あの二人の運命変えちゃったから、何か責任感じる」


優衣「うーん、でも、マーちゃんがそうするって事も、運命だったのかもね?」


真彩「あぁ、そうか‥‥‥そう成るべくしてそうなった訳か‥‥‥」


優衣「でも、前田さんのお母様、大丈夫なのかな? いきなり社長の奥さんになる訳でしょ? 生活スタイルが全然違うと思うから、大変だと思うんだけど……」 


真彩「あぁ、ちょっとそれは思ったけど、でも、あの社長さん、実は甘えん坊で寂しがりやなんだってー。それに、あの二人の相性、めちゃ良いんだよね……」


優衣「そうなんだ、それを聞いて安心した。マーちゃんが大丈夫だと思ったら絶対大丈夫だもんね……」


真彩「あの二人の幸せ、祈るわ……」


優衣「それにしても、清水専務と一緒にいただけでスパイ容疑掛けられるとは。どこで誰に見られてるか分かんないから気を付けないとね。狭い日本だもんね……」


真彩「そうだね……でも、しょうがないよ」


優衣「あっ、あのさー……もう噂になってるよ?! 前田さんとの事」


真彩「えっ???」


優衣「マーちゃんと前田さんが付き合ってるって……」


真彩「あぁ……そう……どうでも良いわ。でも、噂って、面白い位、伝わるの早いね」


真彩と優衣、共に呆れた顔。


真彩「皆んな、暇か???」




【営業部1課】


営業部の通路を、自分の気配を消して歩いている真彩。

秋元、PC操作しながらウトウトし、時々瞼が閉じる。


真彩、秋元の向いの空いてる席に座り、秋元をじっと見ている。

周りの社員達、ちらちら秋元と真彩を見ている。

秋元、頭が急にカクッとなり、目を覚ます。


すかさず、

真彩「おはよう!」

と、秋元にニッコリ笑顔で挨拶する真彩。


秋元「あぁ、おはようございます……あっ、えっ?……」


秋元、寝ぼけた顔で、しどろもどろする。


そして、秋元、椅子から立ち上がり、

秋元「俺、社長の事、信じてますから!」

と、突然言い出す。


真彩「?……」


真彩、驚いた顔をした後、「ふっ……」と笑う。


周りの社員達も、笑う。


真彩、秋元の所に行き、

真彩「アッキー、分かってるよ。信じてくれてて、有難う!」

と言って微笑み、秋元の背中をポンポンする。


そして、真彩、颯爽と営業部を去って行く。


近くにいる社員達、真彩の後ろ姿を目で追う。


杉山「社長って、お茶目で可愛いよなぁー」

   

真彩に見惚れている杉山。


するとすかさず、

光「好きになっちゃーダメですよ!」

と、釘を刺す光。


杉山(心の声)「もう、とっくに好きなんですけど‥‥‥」

   

すると杉山、秋元を見る。


杉山「秋元、お前、社長に『アッキー』って呼ばれてるのか?」


秋元「あぁ、はい……」

   

秋元、照れ笑い。


杉山「ふーん、仲良いんやな……」


秋元「へへっ……」   

秋元、嬉しそうな顔。


杉山(心の声)「ええなぁー……俺もそんな風に呼ばれたいわ」

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