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レンテンローズ：十字架の受難色
ワインレッドのレンテンローズはキリストの受難色
十字架に俯く気高さ
落ち着いているのに妖艶
荘厳なのにコケティッシュ
君がもしこの花のような雰囲気を
少しでも醸し出したら
男たちは皆、君の魅力に
跪くだろう
磔になるのは男のほう
動けなくなるのは周囲のほう
君の俯いた花首をこの指で
クイっと上げてしまったら
魔法にかけられたように
唇を寄せてしまう
十字架の火傷を心に負ってでも
君を我が物してしまう
そんな危うい魅力を湛えている
ワインレッドのレンテンローズ
そんな君の魅力に君は気づいているだろうか？
ヘレボルス・オリエンタリス、春に咲くクリスマスローズをレンテンローズと呼びます。クリスマス頃に咲くのは、ヘレボルス・ニゲル。でも総称としてレンテンローズも、クリスマスローズと呼ばれたりします。
「レンテン」とはキリスト教の「四旬節、受難節の」という意味で、復活祭前の40日間、キリストが荒野で断食生活をしたことから来ています。
八重咲で純白のこんな品種もあるんですよ～こっちはウェディングドレスみたいかも。
