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アイリス：あなたを女神と崇めてしまった僕は
アイリスは信じる心
かの美しき女神イリスは
虹の橋を渡り
様々な所に便りを届けたという
それは、天空にかかる虹のように
皆々に希望を与えた
アイリスは美しい瞳
麗しき女神イリスは
虹の橋からその涼やかな目で
下界を見下ろしたという
恋人の安否を気遣う乙女に花を
偉大な神を産む母に安らぎを
そんな女神に恋した僕に
あなたは何を授けてくれるの？
希望、安寧
いいや違う
あなたに恋する荒ぶる心
ただひたすらあなただけを想う愛
あなたを女神から引きずり降ろして
僕と同じ人間にする
僕と同じ熱い血潮滾る人間へと……
あなたが下界に降りたことを
一瞬たりとも後悔しないように
魅せ続けるのが僕の使命で人生なのだろう
あなたが天界から地上に降り立ったとき
それが僕の貴女への想いが成就するとき……
写真はシベリア・アイリス。アヤメによく似ていて、乾燥した草地に生えます。違いは、花茎が分岐するかしないか、ですって。それでなくてもアイリスの仲間は見分けがたいのに。
