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カンナ:カンナの『恋人』


カンナの葉っぱはアスリートの大腿もも

スレンダーな茎の上の紅い花は聖火

四年に一度の大舞台で

100メートルハードルを疾走した君


学校に戻ってきた君を僕は眺める

取り巻きの取り巻きの位置で

君へと続くいくつものハードルは

僕には越えられそうもない


君は今日のハレの日の主役らしく

皆の前で堂々と振る舞っている


けれど、僕は見たんだ


君が僕の存在を認めた途端

こちらに大きく手を振って

それはカンナの花のように

顔中を上気させていること


君が僕の首に『恋人』という名の

心のメダルを掛けてくれるなら

『応援団』は卒業してもいいかな?



挿絵(By みてみん)

戸外のカンナがまだ咲いてません。とりあえず温室の鉢花を。

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― 新着の感想 ―
[良い点] カンナの花、元気いっぱいに咲く姿が眩しいですよね。 主人公のまっすぐな想いが素敵です。 きっと応援団を卒業したのでしょうね。二人が末長く幸せでありますように。 読ませていただきありがとうご…
2024/07/08 16:47 退会済み
管理
[一言] 青春やなぁ( ˘ω˘ )
[良い点] ふおおお♪ これ好きー!! どの詩も好きだけど、とっても「カンナ」の花や葉のイメージにぴったりで、カンナの燃えるような花色にしっかりした逞しさをこう持って来られるとは、と唸りました。アスリ…
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