表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/36

チューリップ:親として男として



ふんわりと丸いフォルムの可愛らしい君は

まるで赤いチューリップの花のよう


そっと手のひらで包み込んで

誰の目にも触れさせたくない


春の訪れを喜んで

綻びはじめた君は

徐々に美しく開花していく

本当に赤いチューリップの花のよう


手のひらで押し包んで

隠し通すことなどもうできない


見つかってしまう

愛されてしまう

求められてしまう

奪われてしまう


誰の目にも触れさせたくないのに

君はすべての男たちの目にとまり

すべての男たちを魅了し狂わせる


父親の欲目だなんて言わないで

娘として育ててきた私にだって眩し過ぎる


そして私たちの間には

血の繋がりは無いのだから……



挿絵(By みてみん)

娘側がどう感じているのか知りたいというご感想をいただいたので、エピソード30あたりで登場する予定です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 咲きかけのチューリップの包み込みたくなる感じ、凄くわかります!(開いちゃうとまた違った感じですが笑) 一つの球根にひとつの花なので、手塩にかけて、って感じですものね。奪われたくないですよね…
[良い点] 彼女側を読みたい!! ラスト2行で痛切に彼女側の気持ちを知りたいと思ってしまいました(人*´∀`)。*゜+ いつか男性に例えた花もお願いします♪ ハピエン希望ー♪ と、妄想膨らむ詩でした…
[良い点] ラスト2行!! [一言] ウワァー って マジで声でた!! 角川文庫から上下巻で小説化 直木賞とって 映画化 メインキャストはオーディション 審査員に原作者を含む ってイメージが沸きま…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ