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明るい大学生活の始まり

挿絵(By みてみん)


スリープ・クロス・キャンパスライフ ー夢で得た能力を現実でも使えた場合ー

 ⭐︎


 多くがゲームの世界、例えば登場人物が魔法を使う世界に憧れを持ったことはあるだろう。自分の意見を押し付けるつもりは無いが、俺もゲーム内で主人公やヒロインが格好良く魔法を使って敵をバッタバッタと倒す光景に憧れを持っていた。


 手から火が出る。翼を生やして空を自由に飛ぶ。そんな現代ではありえない日常を求めるのは、今の平凡な日常が面白くないからだろう。言い換えれば今の平和のありがたみを知らないからこその感想だ。

 普通の進学校に入学し普通に大学の受験を乗り越え、少しでも日常に変化をと思い、親に頭を下げて一人暮らしを始めた。これが結構楽しい。

 実家から大学までは徒歩で一時間程度の距離だが、一人暮らしのアパートからは約十分。

 一人暮らしをするからにはきちんと自分を管理しようと思った。

 自炊はもちろん、普段はやらない洗濯や掃除も最初は大変だったが、三日もすればだんだん慣れてきた。むしろ周りに合わせないといけない環境から解放され、とても楽しく感じる。

 ご飯は自分の都合に合わせて自由に作れるし、風呂の時間も自分で決めることができる。そして今日からは大学生。パンフレットなどに記載されていたサークル活動なんかも率先して参加することもできる。

 時は金なりと言うが、お金以上の価値や輝きを感じる。


 問題は、どのサークル活動にするかだ。


 俺は運動もできないし吹奏楽部や美術部などの美的センスを必要とする部活に入る勇気もない。ほとんどの部活紹介の冒頭には初心者歓迎と書かれていても、実際周りはきっと経験者ばかり。そんなプレッシャーを浴びながら毎日を過ごすのは気が引けてしまう。

 入学式のたまに新調したスーツを着こなしパンフレットを眺めながら大学へ向かっていると、俺の名を呼ぶ声が背後から聞こえてきた。

「狩真。サークルは決めたか?」

 高校から同じクラスメイトの木戸だ。大学に入学して髪を茶色に染め、眉毛も剃っている。いわゆる大学デビューというやつだろう。

 俺は木戸とは正反対で大学でも黒髪の平凡な眼鏡をつけ、周りからは典型的な陰キャと言われるほどの逸材である。

「いや、去年はパソコン部の幽霊部員だったからいまいち自分の入りたい部活って言うのが見つからないな。木戸はやっぱりサッカー部か?」

「まあな。一応全国大会も出てたし、知ってる先輩もいたからな」

 陽の属性を放っている木戸。大学生活を満喫できるのはきっとこういう奴なんだろう。

 とは言え実際木戸は高校のサッカー界隈では少し有名人である。時々雑誌にも出てるくらいで、高校卒業後はプロサッカーチームへ進むと誰もが思っていた。まさか同じ大学に入学するとは思わなかった。

「というかお前みたいな陽キャがどうして俺に話しかけてくるんだ?」

「あ? 僕が知らない事を知っているからだよ。ゲームは遊び程度に思ってたけど、相手の動きをよく観察すると同じような動きをしていたり、絶対に攻撃が当たらない場所とかがあるとか、普通探さない物をお前たちは見つけるから話してて面白いんだよ」

「馬鹿にしてる?」

「半分な。まあ、確かにいつも遊んでる連中と遊ぶのはウケるけど、時々疲れるんだよ。食べ歩きするのに毎回自撮りとか付き合わされるこっちは疲れるんだぜ?」

 俺には全く理解ができない内容である。何故食べ歩きをする度に自撮りをしないといけないのだろう。スマホのインカメは顔認証のために存在する機能だろう? え、違う?

「っと、先輩に呼ばれたからそっち行くよ。早く良いサークル見つけろよ」

「おうよ」

 そう言って木戸は手を振って離れて行った。本当に俺とは違う人間である。

 とはいえ、良いサークル探しはしないといけない。今日は入学式で大学の広場では各部活が新入部員確保のために新入生に声を声をかけていた。

 この日ばかりはあまり体力に自信が無い俺でも体育会系の部活の先輩方から声をかけられまくっていた。その肉体を鍛え上げて彼女を作らないかと言われた時は一瞬考えてしまった。

 だが、見た目はぱっとしない黒髪、そして平凡な眼鏡をつけていて、木戸以外の初対面は緊張してしまう素振りを見せると勧誘も一瞬で去ってしまう。悲しきかな。

「やっぱりパソコン関係の部活かな」

 昔からゲームは好きだった。だからこそ高校の頃は自作のゲームが作れると思ってパソコン系の部活に入ったが、実際はレポートを書いたり物を調べたり等で結局あまり行くことは無かった。

 大学のパソコン関係の部活だとゲーム制作部というものもあった。初心者で入部したという先輩のメッセージもあり、少し興味はあった。

 部活案内のパンフレットを見てみると、ゲーム制作部の隣にもう一つ、ちょっと変わった部活があった。

「オカルト探求部?」

 大学には色々な部活が存在するとは思っていたが、こういう部活もあるのか。絶対目立つことは無い部活だろうけど、どういう部活なんだろう?


「今、オカルト探求部と口から発しましたな?」


 突然背中から声が聞こえた。

「うお!?」

「失礼。拙者、オカルト探求部、通称おかたんの部長の尾竹でござる」

 小太りで丸眼鏡の少し……いや、かなり髪が薄い先輩が眼鏡をクイクイしながら俺を見ていた。というかこの人本当に大学生?

 額からも何故かずっと汗が出ているし、ずっと眼鏡は曇っている。ここまで典型的な人は初めて見た。と言うか存在するんだ。見たところかなり年上に見えるけど、何歳くらいなんだろう?

「おっと、今『かなり年上』なんて思いましたな?」

「え!? どうしてそれを?」

「くっくっくー、拙者はオミトオシですぞ。そういう部分も含めて『おかたん』は色々と探求しているのでござる。その辺の陽キャの塊りの中に無理をして入部し大学生活を無下にしたくなければ、是非ともおかたんに入ると良いでござる?」

 おかたんって、どこぞのアイドルの愛称かよ。と言うかこの尾竹……先輩? の見た目からその言葉がしっくりハマっているけどね。

「ちなみにオカルト探求部の部員は何人なんですか?」

「先ほど一人確保して拙者とその子で二人でござる。偉大なる先輩が卒業してしまい部活動として廃部の危機でもあるのですぞ」

 俺を入れて三人か……って三人!?

「くっくっくー、少ないと思いましたな? 確かに人数は少なかれ、しかしそれを補う充実感を提供しようぞ」

「ちなみに活動内容を聞いても良いですか?」

「オカルトな現象、もしくはお宝の捜索。遠征では神社や鍾乳洞などに行きますぞ。ちなみに君は高校の頃、何をしていたのでござる?」

「高校はパソコン関係の部活でしたが、途中で幽霊部員になりましたけど」

 そう言うと尾竹先輩は俺の目を見てにやりと笑った。

「ほほう。さながらパソコン部で自分のやりたいことができなかったから幽霊部員にでもなったと言ったところでしょうか。ですが安堵するが吉。拙者の部活は広く浅く色々な事をしている故、君がやりたい事もおかたんではできるのでござる!」

「俺のやりたい事?」

 ぐぐっと顔を近づけて来た。うん、キモイ。

「拙者がおかたんに入った理由は年に二度行われる『コミックサーキット』に出るための資料収集がメイン。時々同盟からゲーム制作の手伝いなどもしていたりするのですぞ。他の漫画研究会をディスるつもりは無いでござるが、自分の作品を作るという事に関しては最高の環境が整っているのですぞ」

 そして二枚の紙が渡された。一つは鉛筆で書かれた家?

 もう一つは漫画の背景で書かれているような五重塔が印刷された紙だった。

「こちらは拙者が入学したばかりの画力。そしてこっちは一年後、つまり今の拙者が液晶タブレットで描いた作品でござる。先輩方の教え方も素晴らしく、そして遠征はとても楽しかった。あまり言いたくは無いのですが卒業生も遊びに来たりして飲み会などでは盛り上がるのでござるぞ?」

 凄い。これが一年で?

 絵について俺は全くの素人だが、強いて言えば一枚目の絵は俺が書いてもこんな感じになるという絵だ。だが二枚目はポスターや漫画とかで見かけそうな立派な作品になっている。

「わ、わかりました。入部します」

「歓喜! 確保ですぞ! さっそくブースに行って集合ですぞ!」

 そう言って腕を引っ張られ、オカルト探求部のブースに案内された。


 ブースの椅子にはおそらく俺よりも先に入部したと人が待っているのだろう。

 周囲は勧誘で賑わっている中、長椅子にちょこんと座っている女の子の姿。

 え、もしかして先に入部した人ってあの女の子!?

「あ、尾竹先輩。良かったですね!」

 黒髪の清楚な少女がニコッと笑って椅子に座っていた。

 立ち上がると俺よりも少し身長が低く、色白の肌がとても輝いて見えた。

 丸い目をしていてとても優しそうな雰囲気。そしてそことなくお嬢様という雰囲気を醸し出していた。え、尾竹先輩の隣に立つと次元が違うんだけど。アニメポスターの隣で記念撮影をしているオタク(尾竹先輩)にしか見えないんだけど!

「紹介するでござる。と言ってもまだ名前を聞いてなかったでござった」

「か、狩真 誠です」

「初めまして。篠原 音葉です。同級生なのでため口で良いよ……ね?」

「は、はい! じゃなかった。うん!」

 突然目の前に現れた美少女に緊張してしまった。これが大学生というやつなの? 正直想像していた大学生活を一気にぶっ壊して来たよ?

「音葉氏に言い寄る不届き者はいなかったでござった?」

「五人くらい部活の内容を知りたいと言っていた人がいましたが、パンフレットを見て帰っちゃいました」

 苦笑する篠原さん。パンフレット?

 机の上にあるパンフレットを手に取って見てみると『来たれ新入部員。オカルト探求部はあらゆるオカルトを探し、地球の仕組みを探る偉大なる部活である!』と力強く書かれてあった。

 うーん、どう見てもこれを見て来る人はいないと思うな。

「ふっふっふ、これは拙者が仕組んだ罠でござる。新入部員は拙者がこの目で選び、来てもらう招待制でござる。幽霊部員目的で来てもらっては困るのでござるよ」

 つまり尾竹先輩が席を外している間は新入部員を入れる気は無いんだ。そんな受付をさせて篠原さん可哀そうだな。

「さて、愛好会に降格を覚悟していたでござったが、二人集まれば十分。これから部室へ向かうでござるよ」

「これから?」

「善は急げ。あらゆる超常現象は待ってくれず、突然訪れるのでござる。おかたんの部活は全て先を見越して色々と行動しているのでござるよ」

 そしてちゃっちゃと机を方付けて俺たちはオカルト探求部の部室へと向って行った。

 だ、大丈夫かな?


 ☆


 色々な部室が並ぶ部室塔の中の突き当りにオカルト探求部の部室があった。

 部屋の中に入ると、そこには様々なオブジェが展示されており、見た目は怪しい感じではあるがその中でも清潔感はあった。

「わー! 凄い!」

 篠原さんはオブジェを見て目を輝かせていた。

「えっと、篠原さんはこういうのに興味があるの?」

「あ、音葉で良いよ。その代わりウチも狩真って呼び捨てで呼ぶね!」

 突然距離を縮められて動揺する俺。そして俺は名前で呼ぶのに篠原さんは苗字の呼び捨てというよくわからない距離。これが大学生なのか。

「流石に呼び捨ては慣れないから音葉さんって呼ぶね」

「うん! あ、まだ質問に答えてなかったね。ウチのお父さんが博物館で働いていて、こういう歴史的な物を小さい頃から見ていたんだ!」

 棚には色々な形のハニワや銅像が飾ってあった。本棚も色々な書物があり、そのほとんどは他国の言葉で書かれている書物だった。本物なのかな?

「ここにある物は全て本物でござる。千年前の物と思わしき銅像。二千年前の書物。そんな貴重品があるのでござるよ」

「大学の部室塔に置いて大丈夫なの?」

「セキュリティはしっかりしているでござる。あらゆる場所に監視カメラがあり、拙者たち以外の人が入ったら警報が鳴るでござるよ」

 確かに色々な場所にカメラがグルグルと見て回っている。これはこれで怖いな。

「さて、後日改めて新入部員歓迎会を行いますが、その前にこの部屋で簡単なレクリエーションでも行うでござる。ささ、お茶を用意したでござる」

 すげー立派なティーカップ。そして凄い綺麗な色をした紅茶が注がれてるんだけど! 本当にここ何部!?

「チャイでござる。今日は女性もいるのでフルーティな味わいをお試しあれ。お茶請けに甘みの少ないクッキーも用意したでござる。あ、使っているカップはそこそこ立派でござるが、作法とかは気にしないで欲しいでござる。所詮部活のお遊びでござるよ」

 慣れた手つきでカップを俺と音葉さんの近くに置く。まるで映画などで見た高級レストランのウエイターだ。

 髪が少し残念なのと小太りなのと終始曇り眼鏡を取ったらこの人は完璧人間なんじゃないのか?

「おやおや? 狩真氏は拙者の顔を見て何か不服な様子」

「えっと、凄く失礼かもしれませんが尾竹先輩って色々と気が利くのに見た目がその……典型的で個性的なオタクですね!」

「とてもド直球なご感想ですな!」

 いや、今時ポスターを丸めてリュックに突っ込む人とかいないよ?

「狩真! その、さすがに失礼だと思うよ!」

 さすがに俺の発言が気になったのか、音葉さんも苦笑しながら俺に注意をした。うん、でも顔色伺われて嘘を言うのも何か嫌だし、この先輩お見通しっぽいもん。

「ふっふっふ、良いのでござるよ音葉氏。狩真氏は隠さずにしっかりと言ったのである。拙者は過去に何度も陰でコソコソと悪口を言われたことがあり、その内容のほとんどは容姿によるものでござった。しかし狩真氏はしっかりとそれを拙者に隠さず言った。これはやはり見込みのある証拠でござるよ」

 俺は正解の答えを引いたのだろうか。

「ちなみに音葉氏も拙者の目ではしっかりと合格だったからでござる。拙者を見ても眉を動かさずにしっかりと話を聞いてくれた。人を見た目で判断する者はこの神聖な部活には不要なのでござるよ」

 単純に音葉さんが可愛いから声をかけたとかじゃないのか。やっぱり見た目はあれだけど、結構ちゃんとしている人なのかな?

「さて、入部した記念としてお二人には部員の証を贈呈するでござる。まずは音葉氏」

「は、はい!」

 そう言って尾竹先輩は音葉さんに棒状の物を渡した。これは……小さな望遠鏡?

「えっと、覗いても何も見えませんが」

「残念ながら拙者がこの部活に入部する前から壊れているらしいのでござる。これは『見透かしの望遠鏡』と言って、その場に居ながら遠くを見ることができると言われているオーパーツでござる」


 嘘くさい!


 でもそれを教えられた音葉さんはめっちゃ目を輝かせてる!

「見たことが無い模様に謎の技術の構造……え、もらっちゃって良いんですか!?」

「モチロン。これは新入部員用に用意した物でござる。もちろん去年に拙者も偉大なる先輩から記念品を授かったのでござるよ」

 そう言って渡してきたのはいくつものカードだった。いわゆるタロットカードだろうか。

「『運命の切札』というタロットカードでござる。これは極めれば全ての未来を読み取ることができるという物でござるよ」

 まあ、タロットカードというならまだ使い道はあるかな。

「そして狩真氏にはこちらでござる!」

「は、はい!」

 そう言って渡されたのは、小さな一つのペンダントだった。

「『グールの首飾り』という逸品の中の逸品でござる」

 なんかすげーよくわからない模様が刻まれてあって、所々目のような模様があるんだけど!

 一言感想をどうぞと言われたら真っ先にキモイっていう奴だよこれ!

「ささ、早速付けるでござるよ」

「う、うん……」

 先輩の言われた通り首につけた。今までネックレスに縁が無かった俺にとってすごく新鮮だ。

「ち、ちなみに効能は?」

「肩こりを治すプラシーボ効果があるアクセサリーと勘違いしているでござるか? これは夢と現実を行き来するグールという幻獣の『ある部分』を抜き取ったと言われている首飾りでござる。伝承によると夢の中に入り込むことができるとかなんとか」

 これまた凄いファンタジーな話である。そして『ある部分』とやらが気になってしまう。変な部分じゃ無いよね?

 グールってクトゥルフ神話か何かの生き物だっけ? 時々ゲームの敵キャラで出てくるやつだったような。

「ちなみにこの記念品はできるだけ肌身離さず持っていて欲しいでござる。偉大なる卒業生がおかたんの部員だと分かるような証明にもなっているのでござるよ」

「これを見てオカルト探求部だって分かるのですか?」

「偉大なる先輩方はとても訓練されている方々。いずれ狩真氏や音葉氏も先輩の持つ道具が例え初見であれ分かるようになるでござるよ」

 いや、俺のはもしかしたら分かるかもしれないけど、音葉さんのは壊れた小さな望遠鏡だよ?

「ありがとうございます! 尾竹先輩!」

「うむ。最後に部活の活動日でござるが、毎週木曜日でござる。それ以外は自由にこの部屋を使って良いでござるが、コミックサーキットが近くなったら手伝って欲しいでござる」

「尾竹先輩何か出すんですか?」

 年に二回行われる大規模な同人誌即売会。もしかしてこの部活ってそっちがメインなのかな。

「いやー、大学とは別で拙者の同人サークルがあって、そっちも掛け持ちしているのござる」

「えっと、ウチは漫画とか描いたこと無いですけど」

「俺も」

「大丈夫でござる。簡単な作業をお願いするでござるよ」

 先ほど見せられた五重塔から簡単な作業とやらが想像できないんだけど。

「というわけで今日は解散でござる。新入生は明日から授業で忙しくなるでござろう? 睡魔に負けないよう早く帰って休むでござるよ」

 そう言って今日の部活動は滞りなく終わった。


 ☆


 一人暮らしのアパートに帰り、お風呂に入った後、一気に眠気がやってきた。嵐のような一日で、色々と疲れがたまっていたのだろう。

 グールの首飾りを取ろうと思ったら、絡まっているのかわからないけど、上手に外せない。

「このままで良いか……明日起きた時に外そうかな……」

 そう独り言を言って、そのまま布団に潜り込んだ。


 そこから夢に落ちるのはあっという間だった。


 まるで空を飛んでいるかの様な感覚で、ふわりふわりと地面にゆっくりと落ちてくる感覚。


 周囲は広大な草原が広がっていて、青い空がとても眩しかった。


 ここはどこだろう。


 まあいいや、このまま夢の世界を堪能しよう。

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― 新着の感想 ―
[良い点] やばい!面白い! てか尾竹先輩ウケるwww なんて面白そうな部活なんだ!
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