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  作者: KOLO×2
6/6

 「なるほど」

 

 この女の子も残念だ。そうだな…… 

 

 「私は君に一つ、いいことを教えてやろう」

 

 「えっと、なんですか」

 

 ▲▲▲

 

 死は生の対極である。

 

 果たして、本当にそうだろうか。いずれも自殺をしてしまった二人は、暗い何かに殺されたと、言い方を変える事ができるのかもしれない。まぁ、最初の男の子に関して言えば少し違うが。

 

 別に人生がとうのこうのとか言うつもりはない。しかし、一つだけ私から忠告がある。

 

 死は、生との対極ではない。生がコインの表で死がコインの裏。

 

 それは違う。答えは、生の中に死が含まれており、死の中に生が含まれているのだ。

 

 何かに悩み困っているなら、その問題に対して、悩み過ぎない事をお勧めする。死を少しでも意識すればほら、貴方の後ろにも『し』が笑っているぞ。


 ▲▲▲

 

 「忠告とは何ですか?」

 

 おっと……私とした事が。勝手に想像してしまった。しかし、これは生きている人に対する忠告だったな。

 

 「いや……そうだな君も暗闇になれ」

 

 「え?」

 

 女の子はきょとんとしている。何を言っているんだと顔で言っている。

 

 「私のようにな」

 

  

 

 

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