プロローグ
どっかのニートにそそのかされて小説初心者の俺が書くぜ
暗闇…何もない世界、誰かが呼ぶ…
新たな世界の創造主が必要と、誰を呼んでいるのか?
誰を呼んでも世界を作れる人間なんていない、いるとすればそれは神、だが神などこの世には存在しない、少なくとも本編の主人公、神魔霊餓はそう思っていた
目を覚ます
またこの夢だ…
霊餓は同じ夢を見る、と言っても暗闇の中少女の声で
「新しい世界の創造主を…」
と聞こえるだけだ…つまらない夢、霊餓はこの夢を見始めた頃は自分が呼ばれていると思ったが夢を見始めてもう何年たつだろう…霊餓は今高校二年生だ、中学二年までは、霊餓はこの夢を見る自分は他の奴らと違う!新しい世界を作れるんだ!!みたいな厨二的考えをしていたが、それも高校に入っていつまでたっても毎日同じような生活…何も起こらない
ある日霊餓はこの声は自分ではなく他の誰かを呼んでいるのではないか?と思い、じゃあこの声は誰を呼んでいるのだろう?っと思ったがすぐにその考えをやめた
考えてもわかるはずがない
そして月日は流れもう馬鹿らしいとさえ思うようになった
だが霊餓は心のどこがでいつか何かが起こるのではないかと思っている
霊餓はベッドから起き眼帯をつける
霊餓は幼い頃原因不明の事故にあい両親と左目、事故の記憶をなくしている
そのとき霊餓の心の支えになったのは体が弱かった妹、妹は体が弱く事故当時は入院していた、
今思うと妹が元気ならこの事故に巻き込まれていたかもしれない…
皮肉な話だ
「そうえばこの夢は事故が起きてから見るようになったのか?」
まぁ関係があるとは思えない…
その後親戚の家にお世話になっていたが高校に入りこれ以上は迷惑かけられないと思い一人暮らしを始めた…と言っても妹もついてきたので二人暮らしである
朝の準備をしていると台所から妹の声がする
「にぃさん、まだ寝てるの?ご飯の準備出来てるよ!!」
妹のうるさい声が耳に入る
昔は体が弱く、大きな声もだせなかったのに…
霊餓はそんな事を思いながら急いで台所に向かった
「そんなにデカい声出さなくても聞こえてるよ、奈癒」
奈癒は制服にエプロン姿で台所に立っていた
奈癒も霊餓と同じ高校で、通うのに便利だと言う理由でここに住んでいる
「早くご飯食べて下さい、にぃさんがモタモタしてると私まで遅刻しちゃうじゃないですか?」
「朝飯くらいゆっくり食わせろよ…」
「じゃあもっと早く起きてください!」