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1.プロローグ?

初めまして、柴咲悠と申します。

のんびりと、行き当たりばったりな感じで物語は進んで行くと思いますので、グダグダなのは何卒ご了承下さい…

記憶が、曖昧だ…あれ?わたしは確か…

ああ、そうだ…いつもと変わらない毎日。朝早く仕事に向かって、残業をして、晩御飯の材料買い…あぁ、今日もスーパーはもう閉まってるか…コンビニの弁当でいいかな。

…最後に自炊したのっていつだったっけ?お茶碗に目玉焼き乗ってるのしか思い出せない…


「ハッ!?」


掛かっていた毛布をガバッとはいで、辺りを見渡す。

ちなみに言うと、わたしは朝に強い。いや、強くなったと言うべきかな?社畜としての生活が、わたしを強くしたようだ。


「というより、此処どこでしょう?」


こんな高級そうな毛布や、いつまでも横になっていたい様な寝心地のベットなんてわたし知らない。何この枕!?凄い肌触りに適度な反撥、包み込まれる様な…


「だめだめ」


すぐに脱線してしまうのもわたしの悪い癖だ、直す気は無いが。


「………」


周りは真っ白な壁に天井、床。…何か床が光ってるんですけど?


「やはり、見覚えは無いですね…」


病院の室内でも無ければ、ましてや自室と言うこともない。


「ん?」


辺をキョロキョロしていたら、枕元に置かれていた資料の様なものの存在に気がついた。


「…取り敢えず読んでみましょう」


泉 千咲(いずみちさ)さん。おはようございます。我ら管理者御用達の安眠グッズはお気に召しましたか?まぁ多分気にいるはずですので、プレゼント致します!。長ったらしいのは面倒なので簡単に説明しますと、あなたは地球にて、過労で倒れてしまった様ですね。ですが厳正なる審査の結果、剣と魔法の異世界テクリストにて、第二の人生を謳歌出来ます。やりましたね!。私は多忙なので文面のみの挨拶となりますが、あなたの第二の人生に幸多からんことを願っております。


ps.あなたの固有スキルに、私からの特典で「メニュー」を付けておきましたので活用下さいませ♪

by管理者―


「これが流行りのアレでしょうか…本で読んだのとは大分違いますが…剣や魔法、スキルが有るとは、RPGゲームの様ですね」


学生時代はこの様なオンラインゲームに、がっつりハマっていたなぁ、とぼんやりと考えて…


「…そう言えばわたし、こんな服持って無いよね。着たこともないし。」


そうなのだ、こんな白ベースに金の刺繍が入ったふりふりドレスなど、見たことも…


「…いや、有る」


見たことは、有る。そう、ゲームの世界で。

わたしのキャラクター「ミサ」によく着せていた、お気に入りのコスチュームだ。名前は(いずみ)のみ、と千咲(ちさ)のさ、をくっ付けただけである。


(でも何でわたしが着ているのか。まぁ想像は付くけど。)


そっと自分の耳を触ってみる。


「長い」


耳が長く、魔法使いとして優れている特徴を持つ、ハイエルフのミサとして、生まれ変わった様だ。


(わたしは天国に来てしまったの?自分が死んでしまった時の記憶は思い出せないけど…)


いや、思い出したくないだけかもしれない。まぁ自分の最後を、自分が知っているのもおかしな話だしね。


床の光が強くなる中、現実逃避気味の泉千咲こと、ミサであった。

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