はじめの吸収
目が覚めると森林にいた。ちなみに今は目線が固定されているみたいだ。おそらく魔剣になったのだろう。
このアングルから察するに剣が何か刺さっているのだろう。某時の女神の剣とか的なあれだ。
それから…………まっっっっっったく何もなかった。
おそらく一週間くらいだろう。そう一週間経ってからとあることがあったのだ…それが俺の目標となる切っ掛けだった。
うん?なんだ?誰かの気配が…
「ふぅ、にしても今日の襲撃はうまくいったな親分からの分け前も十分もらったし。へへへ、可愛い奴隷の一人でも買うかな。」
この独り言野郎はどうやら盗賊らしい。
ふむそろそろ計画実行開始の頃か。
ごほん、では!
『『『おい、そこの男』』』
うわ!すごいエコー!
「だっ誰だ!!」
『『『こっちだ。我は魔剣だ。貴様も聞いたことはあろう』』』
「ま、魔剣!!あの手にいれたものは富も名誉も手にいれることが可能という!?」
うん 解説ありがとう
『『『貴様は盗賊のしたっぱ程度でいいのか?我を引き抜けは富も名誉も女もほしいままだ。我を引き抜けば英雄にですら簡単になれる。』』』
「ッ!?」
おっ食いついた。まぁ盗賊程度の馬鹿はこの程度か
『『『さあ抜くが良い!!覇道が貴様を待っているぞ!!』』』
「抜いてやる!俺は英雄に!━━━━」
残念ながら英雄終了のお知らせ
今俺がしたのは『意志吸収』、『記憶吸収』、そして『身体吸収』の三つ。
『意志吸収』と『記憶吸収』これでこの盗賊Aはただの肉の塊になった。盗賊に慈悲は要らんだろ。
そして肉の塊にすかさず『身体吸収』これで支配権は俺のもの。そして魔剣と肉の塊を『再構成』こうすると…
「狙い通り人間になれた。『鑑定眼』使ってみるか」
名前:名無しさん
職業:魔剣士
種族:人族(魔剣)
攻撃力:???
生命力:(人族:死なない)魔剣:折れない
魔力:99999999999999999999+オーラで回復
スキル:『依存』『吸収』『再構成』『威圧』『鑑定眼』『隠密+3』『短剣術+2』
神の加護:魔神の加護(魔力が魔神のオーラで常時回復する)
おぅ、いろいろツッコミどころ満載だな。名無しさんって名前無しってことかな。
じゃあ名前つけるか伊介渡だとなぁ…いかいわたる…かい…る
「よし、今日から俺はカイルだ!」
名前:カイル
職業:魔剣士
種族:人族(魔剣)
攻撃力:???
生命力:(人族:死なない)魔剣:折れない
魔力:99999999999999999999+オーラで回復
スキル:『依存』『吸収』『再構成』『威圧』『鑑定眼』『隠密+3』『短剣術+2』
神の加護:魔神の加護(魔力が魔神のオーラで常時回復する)
おぉ!名前ついた!
次は生命力と魔力……見なかったことにしよう
攻撃力はなんで表示されないんだ?あ、ひょっとして魔剣だからか?まぁ、いい。
続いてスキル+2とかは熟練度ってとこか
魔神の加護がより魔力を異常にしている原因か………
いや~しかしほんとに種族は吸収出来たんだな。
「記憶によると盗賊のアジトはあっちだな」
盗賊団はまだ知らない魔剣という悪魔が向かっていることを