スキルそして転生へ
魔神である少女は言う
「なに!さらに強くだと!」
「はい!」(食いついた!ここがもし魔法とかラノベみたいにあるならば!)
「例えばどういうところだ?」
「はい、恐らくこの世界には『スキル』がありますよね。人間を魔に堕とすためには『依存』させて、危険なものとして封印されては困るので魔剣そのものをいちから『再構成』できるように、そして魔法や物理衝撃を『吸収』できるようにまぁあとは魔剣として『威圧』できるようになればいいかと」(この条件を呑むか?)
「おぉ、おぉぉ、す、すばらしぃぃぃぃ!」
「ありがとうございます」(ふ、博打だったが賭けに勝ったな!コイツはどうやらバカ正直らしい)
「ふむ!ではスキルに『依存』、『再構成』、『吸収』、『威圧』、ついでに『鑑定眼』も追加するぞ。しかしこの世界に魔法やスキルがあるとよく知っていたな」
「いえ、この世界のことについて書かれた書物をいくつかもっていたので」(いやーまさかラノベ類の知識が役に立つとは…いや、ということはま、まさか………………………)
「あ、あの!お尋ねしたいのですが!」
「うん?何だ?言ってみよ。」
「ひょっとして…この世界って人族以外って存在しますか!?」
「何を言っている当たり前だろう。耳長族、土人族、人魚族などの妖精族、吸血族、獣人族、鬼人族などの魔族、そしてどれにも属さない人族、ひょっとして上位世界は違うのか」
「い、いえ、書物に書いてあった内容と一致するか調べただけです」(ヒャッハー!俺の夢にまでみた異種族ハーレムが叶うぞ!だが怪しまれないようここは話題をすり替えとくか)
「そうか。ではこれから貴様を魔剣へ転生させる。短い間だったが達者でな」
「はい‼ありがとうございました‼」(ハーレム…グヘヘ…)
「ではいくぞ」
『汝に告げる魔神の名において魔剣へ転生せよ!』
凄まじい光と共に渡の意識は途切れた