プロローグ
初めまして
依澄 輝 です
初投稿なので色々間違えるかも知れませんがよろしくお願いします。
というわけでプロローグです!
短くてごめんなさい(ボソッ
火に包まれた街。
倒壊したビルや家屋。
逃げ惑う人々。
その光景を一言で表せば地獄と言えるだろう。
それを地面に倒れ、光を失った目で見ていた少年がいた。
少年は誰がみても助からないと思わせる怪我をしていた。
頭から流れる鮮血。
瓦礫に押しつぶされた足。
そして腹部にざっくりと刺さった窓ガラス。
少年のいる場所には流れ出た少年の血で血溜まりが出来ていた。
「俺…死ぬのかなぁ…」
少年の意識は暗転した。
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少年……上重磨智が塾に行く途中に事が起こった。
突如する爆破音。
巻き上がる砂埃
また始まった。
近年、世間に明るみになった異能と呼ばれる力。国に異能を持ったものは軍隊に強制的にいれられた。今までの人権どうのはどうなったんだよと当時は思ったものだが、最近、国に新たな動きがあった。それは軍隊に入らない異能者は武力で制圧され、刑務所に入れられると言うものだ。この発表で異能者は更に軍隊に入った。勿論、このやり方は国連などで批判されたようだが、日本は何故か異能者の発現率が高いため、異能者によって他の国より頭一つ抜けた武力をチラつかせ黙らせた……らしい。
まぁ何が言いたいかと言うと、軍人異能者と野良異能者の戦いが始まったということだ。
まぁ大抵、野良異能者が数の暴力ですぐに負けるが一般人に影響は無い訳では無いので俺は現場から逃げる様に自転車の速度を上げ、塾へと急ぐ。
すると突然
ドーンという爆発音で近くのビルが爆発した
爆発すれば当然瓦礫が落ちてくるし、火も飛び散りもする。
そして爆風により自転車から落ちた俺の足目掛けて大きなビルの残骸が落ちてくる
「ッ!?ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛足がァ!」
足が潰れたと認識すると同時に形容できないほどの痛みが体を蝕む。
それでも逃げようと瓦礫から足を引き抜こうと
四苦八苦するもあっという間に火の手が周り自分の周りを包囲する。
もうダメだと悟ったとき更なる爆発音と共に小さな瓦礫が自分の頭に当たり、血が出る。
そして止めとばかりにガラスが自分の腹部を貫いた。
そこで俺の意識が途絶えた…