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異世界学園で頑張ります!!  作者: 花鳥風月
第2章 異世界学園で頑張ります!!
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第14話 校内ギルドで頑張ります!!

「すっげぇ人だなぁ」


4階の校内ギルドに来てみたら、かなりこみ合っていた。

受け付けには今日入った初等部の生徒が、掲示板には上級生らしき人が群れていた。


「ワンダ、ここが最後尾だぞ」

「おう」


列の最後尾にワンダを呼び、並ぶ。

パーティーを申請する人がやはり多いようだ。パーティーを作る機会はあんまり無いしな。


「次の人、お願いしまーす」

「セル、行くぞ」


5つある受け付けの内掲示板に近い右端が空き、受け付けの人に呼ばれる。

ワンダと一緒に向かう。


「では、この水晶に二人で手をかざして下さい」


言われるがままに受け付けの机の上に置いてある水晶に二人で手をかざす。

これをやると、二人のランクの平均のランクが出てきて、それがパーティーのランクとなる。ワンダにオレのランクがばれてしまうが、まあこれから先付き合いは長いと思うので、大丈夫だろう。


「はい、Bランクですね。ステータスカードにパーティーランクも追加されたと思うので、確認して下さい」


確認してみたら、ギルドランクの所にパーティーランクについてが加わっていた。

しっかりとBランクと書いてある。


「なあ、セル?」

「何だ?」

「オレのランクはDなんだが、何でBランクになってんだ?」

「……察しろ」

「………………」


まあ、大声で「えぇ――――! Sランクなのか!?」なんて叫ばないだけ……


「えぇ――――! Sランクなんですか!?」


隣から大きな声が聞こえてくる。

おそるおそる隣を見ると、女が男のカードを見て声をあげていた。


オレ以外にいたんだ……、あれ?

あの男って確か……


「どうした?」

「いや、あの男……」


目線で男を指す。


「ああ、キルか」


そう、あの時の金髪、キルである。

名前が確信が持てなかったので、それとなしにワンダに聞いてみたのだが、知っていたようだ。


「ワンダは知っているのか?」

「王都で知らない人はいないと思うぞ……って、そういえばセント町の方にすんでたんだったな」


どうやら、かなり有名なようだ。


「キル・クロスはな、王都で最年少でSランクになったんだ。まあ、お前もいるからどっちが最年少か分からないけどな」

「どっちが早いかはともかく、あっちの方が強いぞ。それよりも掲示板見に行こうぜ。今日は寮の門限までかなりあるし、1つくらい受けられるだろう」


話題をそらしたオレに、曖昧に頷きながら、ワンダは掲示板に眼を向ける。


「あれなんかどうだ」


ワンダが指差した方を見ると、「ハイゴブリンの討伐」と書いてあった。Dランク依頼だ。

実力よりも下の依頼だが、時間的にちょうどいいかもしれない。


「よし」


手を伸ばした、その時。


「ふんっ、Cの奴らが背伸びしやがって」


後ろを向くと、A組の生徒らしき2人がこちらを見て笑っていた。しかも、中等部だ。


「初等のC組がDランクなんてできるわけないだろうが」


いや、楽勝ですけど。

そう口を開こうとすると、ワンダがオレを手で制す。


「それならば、僕たちのパーティーと決闘すればいいじゃないですか」

「ほう」


決闘とは、この学校で決められている、正式な勝負である。

試験の時に使った闘技場で勝負をするのだ。委員会同士の争いで決着がつかなかった場合にされることが多い。

始める前に契約をして、負けたらその契約に従う。


何でもかんでも武力で決めるってどうなのか。


「セル、入学説明のパンフレットなんて読んでないで行くぞ」

「……分かった」


ああ、こういうのに巻き込まれたくないのに。めんどくさいのに。



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