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異世界学園で頑張ります!!  作者: 花鳥風月
第1章 ベール家で頑張ります!!
11/21

第5話 魔法適正で頑張ります!!

セルだ。いきなりだが、5歳になった。

ルーは、エルフだということを隠したまま、家に置いておくことになった。そして、もう完全に馴染んでいる。 いま9歳だ。

で、5歳といったらあれだ。魔法適正の検査がある。

そしてまさに今日、魔法適正の検査に出掛ける。同行者は、ルーだけだ。


「早く行こーよー、セル」

「分かった分かった」


ルーが急かしてくる。


「さて、行くか」


靴を履いて、玄関のドアを開ける。


「行ってきます」

「行ってきまーす!!」

「行ってらっしゃい」


魔法適正の検査は、ギルドでやっている。ここから一番近いのは、隣のセント町のギルドだ。

大体ここから5キロメートルある。


「よし、走るぞ」

「競争?」

「ああ、町の入口までだ。」


ルーは、エルフという種族だからか父親が鍛えたらすぐに強くなった。速さに関してはオレと同じぐらいだ。


「ヨーイ、ドン」


そして、二人は一斉に走り出す。

この1年間でオレはさらに早くなった。負けたくない。

人間とは思えない速さで、走っていく。

それを見た人は、腰を抜かしたという。



―――――――――――――――――



さて、オレ達は今、セント町のギルドの前にいる。


「はあ、はあ、」

「ぜい、ぜい、」


息が切れていた。当たり前だろう。あんな距離を全速力で走ったのだから。


因みに、ギルドの見た目は、何か予想通りだった。モン○ンのギルドと同じような感じだ。


「さて、入るか」

「うん」


とりあえず、ギルドの扉を開いた。

中は、喧騒に包まれていた。

ギルドの中は二つのエリアに別れており、左は受付や以来番が、右は酒場があった。

酒場では、仲間の募集もやっているようだ。

オレ達みたいな幼い子供が入ってきても、変な空気は流れない。魔法適正を調べるために、小さい子供がギルドへ来ることは当たり前だからだ。

受付に行き、受付嬢に話しかける。


「すいません」

「はい、魔法適正の検査ですか?」

「はい」


オレを見て、瞬時に魔法適正の検査だと見抜く受付嬢。


「では、こちらの水晶に手をかざしてください」


青い水晶が差し出される。言われた通りに、手をかざす。

すると、水晶が渦巻いているような感じになり、自分の中に様々な物が流れ込んでくる感触がする。


「はい、適正の検査は終わりです」


早っ!!


「どのようにしたら見られるのでしょうか?」

「ステータスカードオープン、唱えてください。手からステータスカードが出てきます。そこに、魔法適正が書いてあります」


小さく「ステータスカードオープン」と唱えると、手のひらからカードが出てくる。

それを読んでみる。




セル・ベール


人族


魔法適正

魔法創造(マジッククリエイト)

魔法全能(オールマジック)


ギルドランク

未登録


称号

ドラゴンスレイヤーS

Sランクのドラゴンを倒した者に与えられる称号。ドラゴンへの攻撃力が5倍になる。

女神の加護

女神に加護を受けた者に与えられる称号。様々な効果がある。(現段階:ブレス無効)





うーん、チートだね。


魔法創作(マジッククリエイト)というのは、魔法を自由に作ることができるものである、と、魔法創作(マジッククリエイト)の欄に意識を集中したら出てきた。

魔法全能(オールマジック)は、どんな魔法でも使えるということだった。

しかも、ドラゴンスレイヤーはまだしも、女神の加護って……。あの女神……。


「どうだった、セル?」

「え、えーと、秘密」


咄嗟に秘密だとルーに答える。まさか、こんなチートなものを見せるわけにはいけない。


「無事登録できたようですね。ギルドに登録しますか?」

「はい。あと、この子もお願いします」


ギルドに登録することで、依頼が受けられるようになる。登録しない手はない。勿論、ルーも登録させる。


「では、今度はこの水晶に手をかざしてください」


出てきた緑色の水晶に、同じように手をかざす。ルーも、もう一つの水晶に手をかざす。

水晶は一度光り、すぐに収まった。


「ギルド登録も完了です。ギルド内容をお教えしますか?」

「お願いします」


一応オレは知っているのだが、ルーは知らない。


「ギルドには、EからSSSまでのランクがあり、あなた達はEからスタートです。依頼にもそれぞれランクが決まっており、同じランクの依頼を受けることが推奨されています。しかし、一応上のランクも受けることができます。同じランクの依頼を50個、または、一つ上のランクの依頼を20個成功させることで、昇級試験を受けることができます。また、モンスターの、素材も買い取っております。以上、質問はありますか?」

「いいえ」

「では、これで説明を終わります。」


少し長かったが、説明が終わった。

ルーは少し混乱しているが、オレは大丈夫だ。

確か、ギルド登録したらとりあえず依頼を一つ受けてこいと父親に言われた。

あんまり高ランクの依頼を成功させて目をつけられても困りますし、Dランク位の依頼を受けますか。



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