1/2
プロローグ
きっとこの世界は俺を嫌ってる。
だってさ、昨日は占いで「いい日になるでしょう。」とかいっておきながら、先生には怒られるし・・・。
この前だって鳥のフンが頭にヒットしてきたし・・・。
今日だってほら・・・あれ?
珍しい。今日は何にもない。
・・・逆に怖い。
いつも以上のことが起こりそうで・・・
てか絶対なんかある。
そんなことを思いながら歩く帰り道。
事件は起こった。
「わっ。」
「?」
なんだなんだと辺りを見回してみるが誰もいない。
空耳か・・・と思った瞬間。
__ドサッ・・・。
その音がしたと同時に俺の背中に鋭い痛みと、俺の口の中に鉄の味がした。