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第2回
あなた達が私をいじめて来るのはこの顔の所為ですか?
私だって好きでこの顔に産まれて来たんじゃないのに
いつの間にか自分の顔を見られるのが怖くなりました。
なるべく目立たない様に喋らず俯いているようになりました。
休み時間には教室から出て行き
お弁当を食べる時はトイレの中で1人で食べるようになりました。
私が放課後すぐに教室を出て帰ろうとしたら
靴箱に入れていた靴が消えていました
それだけではありません。
私の机に酷い落書きをしたり
ゴミを投げつけてきたり
掃除の時にわざと汚い水をかけたり
暴力を振ってきたり
私はひたすら耐えます
イジメられているなんて恥ずかしくて
誰にも相談なんかできません
お母さんやお父さんに心配かけたくないし
なにより、折角私を産んでくれたお母さんに申し訳ないです。
―――――でも。
私は信じています。
いつか、この真っ暗な暗闇から抜け出せると
人生こんなに酷い事ばかりじゃないと
心の底から笑える日がくると
信じています。
だから。
精一杯生きています
どんなに皆が私の事を、私の存在を否定しようと
―――――私は生き続けます。