17話:属性!魔力!!遂に!!!
失礼します」
と、なんだか賢そうな声が玄関から聞こえてきた。
俺の直感がこう言っている──遂にきたのだ、と。
なにが?分かっているだろう。属性とかを調べにくる人が来る日だよ。
シリウスが言った通りだった。疑っていたわけじゃないが、本当に一週間後に来るとは…!
それにしても、一階でずっとママと話している。
っと、階段の音が聞こえた。少し立てるようになってきたけど、これは見せてはいかん。怪しまれてしまう。
「ではまず初めに、属性を調べます。少し離れて下さい」
いよいよかー!わくわく。
なにやら呪文のようなものを唱えているが、わくわくしていてそれどころじゃない。
う…なんだか体が熱い…!
仰ぐように手を伸ばすと、腕に何やら紋様が浮かび上がった。
なんだこれ?!
……少し間があって、調べていた人は口を開いた。
「…水、です」
「ママは確かにこの子、水っぽいと思ってたのよ!!」
なんだよ、水っぽいって。てか、この紋様はなんなんだ?普通は出ないだろ。俺が転生者だからか?分からん。
しかも、あの間。なんか言うの戸惑ってなかったか?
「つ、次は魔力測定をします」
んー?最初は凛々しくて賢そうなイメージだったけど…なんか怖がってない?
おっと、忘れるところだった。水属性、結構いいやん。
あっとポーズ!魔力を高めるポーズっと。
シリウスに教えてもらったポーズをした。
水晶で調べるのか。魔法っぽいな。色で決まるのか?それとも数字?
「この子は何色かしら?最高の赤かしら!!」
調べている人を見てみると、また怖い顔をしている。
小さい声でなにかを呟いている。
聞き耳を立てると──
「くっ、黒?今までそんな色は…」
えっ?黒?黒の水晶?なにそれ見たい!
少し覗いてみると、めっちゃ黒かった!
でもなんか…と思っていると、水晶の形がスライムみたいに変化した。
いや、スライムは弱そうだ。そうじゃない。
水晶が──悪魔の顔の形になった。
そんなこと、ありえるのか?!
調べていた人は慌てて魔法を解いた。
「奥様、緑色でした」
「そう、結構高いわね!良かった!!」
まっ、魔力を高めるポーズのおかげかな、あっ、あはは…
一言言わせてくれ。
ここまで属性やら魔力やら調べるのに、時間がかかりすぎだ。
──まるで、ドラゴンボールの悟空がスーパーサイヤ人3に変身するシーンみたいだな、
と。




