プロローグ
はじめまして。chinoです。
こちらはchinoとしての第1作になります。
最後までお楽しみ頂けるよう頑張りますので
よろしくお願いします。
■ プロローグ ■
人間というものは、とても愚かで儚いものだ。
私はつくづくそう思う。
1人では生きていくことも命を絶つことさえできないというのに、自分以外の“ 誰か ”の言葉に、何気ない行動に左右され生きるも死ぬも簡単に揺れ動く。
最初から1人でいると愛を、温もりを知らずに命は散っていく。恵まれた環境で生きていてさえ、1人になったとき孤独に耐えられず涙を流し、儚く散っていく。
だが、そんな人間をもう何十年も見てきて思う。
こんなに温かく美しいものはないと。
彼らの流す涙は、とても美しい。
悲しくて泣く涙、悔しくて泣く涙、嬉しくて泣く涙、感動して泣く涙、驚いて泣く涙、人を想って泣く涙。
その全てが美しい。
そして人を想って泣く涙ほど、美しく美味しいものはない。
私たちの主食は、彼ら人間の血液と涙。
人間の世界に紛れて生きている。私たちは人間との共存を望み、静かにひっそりと紛れ込んでいる。
─── これは、そんな私と人間の物語。
プロローグは如何でしたか。
第1話は早めに更新致しますので、よろしければ第1話も覗いてみてください。
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ここまで読んでくれた方、ありがとうございました。




