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彼女を餌に欲の塊の男達に火をつけよう!

作者: 七瀬






俺の眼は、見る眼がある!

女選びに関していえば? “天才的に”見分ける眼を持っている。

どの女が、お金を稼げる女か見て直ぐに分かるからだ。

以前、俺と付き合っていた彼女は? 見た目は、そんなに可愛くないが。

女性的な品格や気配り、人に対しての接し方に優れていた。

俺は、直ぐに彼女に夜のお店で働かせる事に成功した。



『なあ、一花? お前には夜のお店で働いてほしいんだ!』

『・・・えぇ!? 急に何言ってんのよ、晴!』

『別に、変な意味で言ってんじゃないんだよ! 一花、お前はな!

見た目は、そんなに綺麗じゃないけど? 中身がずば抜けていいんだよ!

俺が言うから間違いないって! お前なら、“夜の蝶”に絶対に俺は

なれると信じてるんだ!』

『・・・でも? 他の男性ひとと話したりしたら? 晴、ヤキモチ

とか妬かないの?』

『まさか!? 俺がそんな事で“ヤキモチ”妬くと思ってるのか!

俺はな! 一花に輝いててほしいだけなんだよ! ただ、それだけだ!』

『・・・晴、』

『俺を踏み台にして、もっと一花は輝いてくれ!』

『・・・・・・ううん、』





俺は、根拠のない訳の分からない理由で、、、。

彼女だった一花に夜のお店で働いてもらった。

彼女は俺の思った通り、たった3ヶ月でNO1まで登り詰める事が出来た。

見た目だけじゃない、彼女の気配りにお客が彼女に喰いついたんだ。

どこか? 男性ひとに不慣れで心遣いができている女性に男は目が

いくものだ! 


ふわっとした彼女の、物腰に男達は彼女の虜になっていった。

勿論! 彼女はお店の中では、“俺の存在を隠している”

お店に来るお客は皆、彼女を指名する。



『今日は、花ちゃん居る?』

『えぇ、いますよ! 花を指名しますか?』

『あぁ、頼むよ!』

『花さん! ご指名です! 3番テーブルお願いします!』

『ハーイ!』




花が3番テーブルに着くと、、、?

お馴染みの、花をよく指名する男が座って待っていた。



『あら? 今日は、早いんですね、森さん!』

『いやいや? それは、早く! 花ちゃんに会いたかったからだよ。』

『まあ~嬉しい事を言ってくれるのね! さあさあ~お酒でも飲みますか?』

『あぁ! 花ちゃんの好きな物を何でも頼んでいいよ。』

『じゃあ~ドンペリピンクをお願いします! それと? フルーツの盛り

合わせもいいですか?』

『勿論! 直ぐに頼もう!』




花とそのお客が1時間ぐらい楽しんでいると、、、?

別のお客が花を指名した。



『・・・ごめんなさいね、森さん! 指名が入ったの! また戻って来る

から、別の女の子達と楽しんでいて!』

『・・・えぇ!? 指名か? 仕方がないな~花ちゃんは人気者だしな!』

『じゃあ~また後でね!』

『あぁ!』




花は、席を離れる前に若い新人の女の子達2人を3番テーブルに座らせて

あのお客さんに花がこう言った。



『森さん! この子達、新人の女の子達なのよ! 可愛がってね!』

『よしよし! 花ちゃんがそういうなら! さあさあ~お酒でも飲もう!』

『わーあ! 嬉しい!』

『森様! 楽しみましょうねぇ~』

『あぁ!』





花は、花を指名するお客で次々とテーブルを移り変わった。

お客も、花の接客に文句を言うお客はいない!

花の気配り上手と花自身が持っている柔らかい雰囲気にお客はメロメロ

だからだ!




『花さん! 今月も花さんがトップですよ!』

『あら? そんな事、気にしていないわよ。お客様をどう満足させれるか?

それが、一番大事な事なのよ。』

『流石です! 花さん! ワタシ、花さんに着いていきます!』

『あらあら? 大袈裟な子ねぇ~』

『だって! 花さんはワタシの憧れの人だから!』

『貴女も、頑張ってね!』

『はい!』






俺の彼女は、見た目じゃない!

俺は、彼女を餌に欲の塊の男達に火をつける事ができるんだ!

一花の給料が良くなれば良くなるほど、一花は俺にお金を渡してくれる。

俺の眼に狂いはない!

俺が、彼女の才能を開花したんだ!

俺の眼に狂いはない!

これから一生! 俺は金に困る生活をする事はない!

全ては、俺の見る眼のおかげなんだよな!






最後までお読みいただきありがとうございます。

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