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すれ違い恋愛  作者: しゃーな
2/2

後編

後編です。

へたくそですが、よかったらお付き合いください。

修に好きな人がいたなんて、知らなかった。

気がつかなかった。

ずっと私が隣にいると思っていたのに。


「何やってるんだろ、私。」


涙がぽろぽろとこぼれる。

まだ修が近くにいるかもしれないのに。

それでも涙は止まらない。


「修…」


すると、誰かが走ってきた。


「怜!?」


修だった。

なんで私を?

好きな人、いるはずなのに…


「…もしかして、見てた?」

「な、な、なんのこと!?」


ギクリとして、ごまかしたが、全然ごまかせていないようだ。

自分でもわかった。

修の前なのに、涙がどんどんあふれてきて。


「もう…おさえられないよ…」


「なんで?」


「だって…修が…」


「俺、なんかした?」


「修…」


「何?」


「いなくなっちゃ…嫌だよ…」


「俺はずっとここにいるよ?」


「…え?」


私は驚いた。

なんで私なんか…


「修には好きな人いるんじゃないの?」


「やっぱり。それ聞いてたか。」


「え。どういうこと?」


「なんでわかんないのかなー?」


「え…」


「だから、怜が好きなの。」


声が出なかった。

びっくりした。

どういうこと?

頭がおいつかない。


「ほんとに…?」


「うそでいうわけないでしょ?」


悲しくないのに、涙があふれてきた。

この気持ちはなんだろう…?


「うっ…ううっ…」


「ごめんね?」


修は私をぎゅっとして、涙をぬぐってくれた。

私も安心して、思わずぎゅっとし返した。


「怜はこういうところ、ほんっとにばかだよね…普通気づくでしょ。」


「ばかにばかって言われても…ぜんっぜん説得力ないし…」


なんだか幸せな気持ちになった。


「生徒会長だから」と避けてきたけれど、

たまにはこういうのも―――――



悪くはないかもしれない、と思った。

最後までありがとうございました。

コメントなど、よろしくお願いします。

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