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移行完了

〜前回のあらすじ〜

電子世界化が始まった。

「-クくん。タクくん。」


お・・・?


「ねぇ、さん?(ムクリ)」

「おはよう、タクくん。」

「お、おはよう姉さん。ところで、ここはもしかして?」

「はい。メイズそのもの。現実世界と風景は同じのみたい。なかなか目を覚まさないんで食べ物を買ってきた。買い方が近未来的」


と言って、謎のフルーツのようなものを差し出す。


「左手を振ってみて」

「ん、どれどれ?(スッ)」


ファァァッという効果音と共にGUIが出てきた。


「おおお!!」

「そこで得られるのは重さみたい。物によって出る情報量が変わるとか」


ヤバい。マジで。かっこいい。


「で、そんな話は例なので置いといて、個人の性能なんだけど。移行前を元に、ここで努力するとプラスされていくんだって。メイズでは"メモリ"というのがアプリの処理をするところよ。"記憶容量"というのはそのまま物事を記憶するところね。でも、アプリなんかを保存するところは国が負担するみたいよ」


なるほど。僕はどれくらいだろうか?一応ちゃんと生活していたつもりだし、人並みにはあるだろう。バカだけど常識がないわけではない。


「自分のGUIを見るには人差し指と中指だけを立てて振ると見れるわ。ちなみに、普通の人は50GBらしいわよ。姉さんは70GBだったわ。なかなかじゃない?まぁ、内512MBは五感に使われているから自由にできるのは残りの分だけみたいだけどね」


フッ。甘いな姉さん。僕は100、とまではいかなくても姉さん以上には行くかな!


「試してみる!姉さんなんかに負けないぞ!(スッ)」



メモリ: 1GB



「ざっけんなぁあああああああああ!!!!!!!!!」


おい待てコラ。開発者はどこのどいつだ!


「どうしたんですかタクく-」


あ、固まった。そりゃそうだよね。弟が絶望的なんて嫌だよね。


「タクくん・・・。ど、どうやらスペックをあげることもできるらしいし、これからあげれば・・・」



こうして、僕の底辺人生が始まった。

匠君の性能が発表されますた。

姉のセリフが長く、メモリ判明後が凄く短いです。バランスもなんとかしていけたらと思います。


〜松田君のインストール可能ソフト〜

旧☆コンパクトそろばん

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