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順位

僕はその後も難なく勝ち上がっていき最後の相手がそこには見えた。

「やっぱり最後に残るのはお前か。」

僕は目の前にいる、最強の女王マリアにそう言う。

「まあ、じゃないと最強って言われないからね。」

まぁ、確かにこいつは強すぎる。マリーでもいい勝負はできないだろう。

そして試合が始まろうとしていたその時、僕は降参した。

それを見ていた皆が驚愕に満ちた顔をしていた。勿論、目の前にいるマリアも。

「あ、貴方何で!」

その言葉に僕は、

「いやー、流石に最強に勝てるビジョンが見えないからなー。」

そう言葉を残して僕はその場を去った。


そうして順位は決まった。

僕は二位だった。そして、マリアが一位。

傍から見たら僕は一位にビビって降参した男にしか見えていないだろう。

まあ、それでいい。

あの後、マリーは敗者の中で順位を決める戦いで勝って三位になったらしい。

ああ見えてマリーはマリアの次に強いらしい。

僕が強すぎて弱く見えてしまった人もいるだろう。

まぁ多分、手札はもっとあったんだと思う。

自然を操る能力だ、やりようは沢山ある。


そう、僕が部屋で寛いでいたその時だった。

コンコン、と部屋のドアが叩かれた。そのドアの向こうに敵意はない。

だからこそ、

「開いてるから入ってきていいぞ。」

そう言ったのだった。


「会って早速で悪いのだけれど、貴方実力を隠していたの?」

そう言われてしまった。

「まぁ、最初から本気でやっていたけど学園側が僕をDと判定しただけだ。」

そう言ってもマリーは、

「嘘ね。」

そう一蹴されてしまった。

「負けたことで怒ってるのか?」

「いや、怒ってはないの。でも何で貴方がそんなに強いのか聞きたかったの。」

そう言うマリーに、

「さぁ、どうして強いんだろうな。」

と茶化す。

僕が強い理由なんて目的のために強くならないといけなかったからだ。

それ以上でも以下でもない。

「そういえば、次のテストで卒業者が決まるらしいな。」

その言葉にマリーは少し寂しそうに、

「ええ、そうね。」

そう返す。

「どうした?僕と会えなくなるとでも思ったか?」

そう冗談交じりに聞いてみると、マリーは顔を少し赤くして、

「別に違うわ。」

そう言った。

「まぁ、学園が終わったら僕は会うことが出来なくなるかもしれないな。」

そう窓の外を見ながら言う。何で。と言いたそうな顔をしていたが、マリーは聞いてこなかった。



そしてマリーとはその後少し雑談をして終わった。

何をしようかと考えていると、スマホに通知が来た。

「学園からか。」

テストの内容が発表された。

最後のテストの内容は何か、そう思いメールの内容を読む。

最後のテストは..........................




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