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狼乙女と兎美女  作者: 洋梨
8/14

第8話

瑠夏  「お姉ちゃーん!!起きてー!!」

主人公 「んー?うーん…」

瑠   「お姉ちゃん!!!」

主   「なーに?……は!!瑠夏ちゃん!!」

瑠   「あのね、ママいなかった…」

しまった…忘れてた…とりあえず…起きなきゃ…

主   「あたた…んー、多少はマシになったか

     な?」

瑠   「大丈夫?」

主   「うん…とりあえず連絡してくるね。」


電話には出たけど、まさかの別の人だった。なんでや。

瑠   「お姉ちゃん?」

主   「大丈夫。」

とりあえず警察にでも電話しとくか。


したのはいいけど、あんまり気にしてない様子だったな。どうしようか?

瑠   「お姉ちゃん、お腹すいたよ。」

主   「えー、ご飯には早いよ?」

瑠   「おやつ食べてないもん!」

主   「あー、おやつか。と言ってもうち何に

     もないんだよなぁ。」

瑠   「じゃあいいよ。遊んでくる!」

出てった。え?出ていかしてもいいのか?ま、いいか。


瑠   「ただいま!」

主   「おかえり。手洗った?」

瑠   「うん!」

主   「もうすぐご飯できるよ。」

6時まずまずの時間だ。

「やったー!!」


もう8時か、水無月遅いな?珍しく残業でもしてるのかな?

ピンポーン


知春  「先輩!来ました!」

え?なんかキャリー持ってきてる?え?どゆこと?え?

主   「え?まさか、

知   「はい!お世話になります!先輩!」

主   「えぇ…」

知   「とは言っても、週末はうちに帰りま

     す。先輩腰痛めてロクに仕事行けない

     でしょ?治るまで一緒にいきましょ

     う!」

主   「あ、そうなんだ、助かるよ。ありがと

     う。」

ありがとう…なのかな?ま、ありがとうか。

瑠   「おばさん、ここに住むの?」

知   「おば!…瑠夏ちゃん、私はまだ、20に

     もなってないの。19なの。先輩より若

     いの。だから、お姉ちゃんでもいいん

     だよ?」

あはは、必死だな。

瑠   「だって、お姉ちゃんはお姉ちゃんだけ

     ど、おばさんはおばさんだよ?」

知   「ふぐぅ…」

主   「あはは、水無月、小さい子からしたら

     18超えたらみんなおばさんだよ。気に

     しないの。」

知   「先輩は!お姉ちゃんじゃないです

     か!!」

主   「まぁ、そうだね。」

知   「そうだね。じゃないですよ!!私の方

     が若いのに!!」

主   「落ち着きなよ。私はロクに化粧しない

     し、子供から見たら化粧してたらそう

     なんじゃないの?」

知   「もっともらしいこと言って。あ、隣失

     礼します。」

主   「はいはい。」

知   「瑠夏ちゃんがいるってことはお母さん

     はいないんですか?」

主   「うん、電話も変えてるみたい。まぁ、

     もらったのは3年以上前だし、その間

     に変えたのかも?なんで知らせてくれ

     なかったのかは知らないけど。」

瑠   「お姉ちゃんが叫ぶからだよ。ママ

     言ってたもん。お姉ちゃんはいい人だ   

     けどたまに発狂するから怖いって。怖

     いから話したくないって。」

知   「だって。」

主   「だってじゃないよ。え?私そんな風に

     思われてたの?マジか…」

知   「あはは、というか先輩もそんなことす

     るですね。」

主   「……みたいだね?」

知   「自覚なし?」

主   「ない。」

知   「あらー。」

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