第4話
知春 「ここが先輩の家!」
主人公 「うん、マンションの一室だけどね。」
部屋はそういえば片付けてなかったな。幻滅させるだろうか?
主 「うあ、」
びっくりした…瑠夏ちゃんがいる…
瑠夏 「おねーちゃん、おかえりなさい……」
知 「先輩…隠し子ですか?!」
主 「違う。隣の家の子。どうしたの?」
瑠 「ママが帰ってこない…」
主 「お母さん帰ってこないの?それで家に
きたの?」
瑠 「うん…」
よかった…今日は残業してないからいつもより早めに帰れてて…そういえば、まだ明かりついてなかったな…
知 「先輩…この子に、おねーちゃんって呼
ばせてるんですか?!もしかしてそう
いう趣味が!!!?」
主 「話ややこしくなるから黙ってて。とり
あえず一旦家に戻ろうか?」
瑠 「うん…」
いないな、インターホン鳴らしても出ないし、電話もつながらない。
知 「やっぱりいないんですか?」
主 「そうみたい。一旦うちで預かろう。そ
のうち帰ってくるでしょ。」
瑠 「おねーちゃん、この人誰?」
知 「私はおねーちゃんの恋人です。」
主 「違う。」
瑠 「恋人?」
知 「うん!」
聞く耳持たずの子たちめ。
瑠 「違うよ、おねーちゃんは瑠夏のお嫁さ
んになるんだよ!」
知 「ううん、私のお嫁さんになるんだよ。
そういう約束。」
主 「そんな約束した覚えはない。」
瑠 「瑠夏のお嫁さんだよー!!」
知 「違います。私のお嫁さんです!!」
はぁ…何言っても無駄そう…水無月に関してはいい歳して子供と本気で張り合ってるし…
まぁ、いいや。