第2話
私もよく飽きないもんだ、毎朝毎朝満員電車、早く出たらこんなに混まなくていいのに、それでもいつもこの時間。よく見る顔、みんな同じルーティンワークか。
後輩 「おはようございます!先輩!今日も疲
れてますね!」
主人公「そういう君は疲れてなさそうだね。」
後 「はい!同じOLでも先輩みたいな社畜と
は違うので!」
主 「あはは、君のそういうところ好きだ
よ。」
後 「やだ、プロポーズですか?まだ早いで
すよ!えへ?」
主 「………元気だね。」
後 「それが取り柄です!」
主 「うん。」
同僚 「ほら、そこ、お喋りしてないでさっさ
と仕事する。」
来てまもないのにすぐに仕事始めさせようとするなんて、あいつは何様のつもりだ…
後 「先輩って社畜のくせにああいう指示に
は従いませんね?」
主 「ん?んー、まぁ、普段から人より仕事
してるし、何言われても私の方が強
い。」
後 「あはは!かっこいいですね!社畜なの
に!」
主 「うるさい。」
でも、あまり休まないのは他の人の迷惑になるのだろうか?会社のためとはいえ、他の人のことも考えるとやはりサビ残なんてするものではないのかな?この子はあまりというかほぼやってないだろうけど、他の子がこの子みたいに強いとは限らないし。
主 「私も少し仕事減らそうかな?」
後 「!!!!先輩!!デートのお誘いです
か?!喜んで!!」
主 「全く違う。」
後 「でもなんで、急に?」
主 「昨日二日酔いで思うところがあっ
て。」
後 「??それで!どこにデート行きます
か?!」
主 「だから違うって。」
同 「仕事しないさいっての。」
主 「あ、すみません。」