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狼乙女と兎美女  作者: 洋梨
11/14

第11話

知春と結婚するってのも悪くないかもしれないな。私も知春も恋人はいないわけだし。知春が恋人みたいなもの?でもデートとかしたことないしなぁ。知春は本当に私のこと好きなんだろうか?

知春   「ねぇ、響華さん、今日はしない

      の?」

響華   「したいの?」

知    「うん…」

響    「欲、強いね。」

知    「うん…でも……」

響    「分かってる…私を離したくないんで

      しょ?遠くに行かないように…」

知    「うん…」

響    「いいよ、おいで。」

知    「響華さん…」


……はぁ、もう朝か…随分と長かったな。

知    「くぅぅ…」

響    「知春、私のことが本当に好きなの?

      だったら」

ピンポーン

響    「あれ?誰?こんな早くに…」

ピンポーン

響    「はいはーい。」


?宅配便?ではないよね?誰?

瑠夏   「お久しぶりです。」

響    「お久しぶり?えっと…」

瑠    「まだここにいたんですね。会えて良

      かった…」

響    「???」

瑠    「忘れました?私です。佐藤瑠夏で

      す。」

響    「!?瑠夏ちゃん?!瑠夏ちゃんって

      あの瑠夏ちゃん?」

瑠    「はい!」

響    「ほぇ、大きなったね。」

瑠    「10年ぶりですから。」

響    「そうだね。元気してた?」

瑠    「はい。色々とありましたけど、あ、

      私こっちの大学来たんです。もしか

      したら会えるかもと思って…」

響    「そう…あ、入って。お茶入れてあげ

      る。」

瑠    「ありがとうございます!」

朝早く来る癖?は変わってないか。


瑠    「あれ?この人?もしかして、えっ

      と?」

響    「うん、瑠夏ちゃんも会ったことある     

      よ。水無月知春。」

知    「うーん…」

響    「ほら、知春、起きて。」

瑠    「え…」

知    「んー…なーに、響華さん…」

瑠    「え…」

響    「瑠夏ちゃん、久しぶりに会える

      よ。」

知    「瑠夏ちゃん…?私瑠夏ちゃんとはあ

      んまり思い出なくて…顔もあまり覚

      えてない…」

響    「その瑠夏ちゃんが来てるよ。」

知    「え?」

瑠    「おはようございます。お久しぶりで

      す。」

知    「あ、お久しぶりです。」

瑠    「うわ、裸。」

あ、しまった…知春に申し訳ないことした…

響    「あ、あぁ…うん…」

瑠    「そういうこと…なんですね…」

あれ?なんか、ショック受けてる?瑠夏ちゃん?

知    「は!裸だ!響華さんにしか見せては

      いけない裸なのに!」

響    「ごめん、知春。」

瑠    「……お二人は付き合ってるんです

      か?」

響    「ん?それは違うよ。付き合ってはな

      い。私の踏ん切りがつかないだけ   

      だけどね。」

瑠     「踏ん切り?」

響     「うん、知春の方からはアプローチ

       されてるけどね。私がまだ決めあ

       ぐねているんだ。」

瑠     「?なぜですか?」

響     「ま、色々とね。君も大人になれば

       分かるよ。」

瑠     「じゃあ、付き合ってはいないんで

       すか?」

響     「うん。」

瑠     「だったら、私とお付き合いしてく

       れませんか?」

そういえば、まだ同性婚は認められていないんでしたっけ?いつになるんでしょうね?

時代は自由を求めている時代なので、いつかは認められるのだと思います。そのいつかが問題なんでしょうけど。

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