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夕星  作者: 矢玉
7/57

(ミス)


 「手順で言えば、あっち先にすれば良かった、こっち先にすれば良かった、なんてしょっちゅうだよ」

 「注文のミスは少ないかしら。でも対応忘れるとか順番のミスはしょっちゅうね」

 東と横居、それぞれの失敗の話である。

 どちらもフォローの効く話ではないか。少々順序が違っても、取り返しにいける。

 詩乃の失敗は、やり直さなくてはいけない失敗だ。

 「「…………」」

 と、それを聞いて顔を見合わせた東と横居。今度は……

 「いそいで千切りしてて指まで千切りしそうになったかな~。まな板が血だらけで、その後は店、続けられなかったよ」

 「料理運びながら転んじゃって、料理はダメんなっちゃうしお皿は割るし……なによりお客さんの服、汚しちゃってね~。代えになる服をいそいで買いに行ったわよ」

 「……………」

 聞けば、笑いながらやり直し……どころか、取り返しがつかないような失敗を話してくれたりして。

 それも、まだまだストックはありそうである。

 詩乃の失敗を、ふたりがあっけらかんと受け止めていたのは、つまり………

 「詩乃ちゃんのミスなんて、まだ甘い」

 ということ、らしい。

 さて。プチトラウマから恥ずかしい思い出へと変化しつつある“カレーる”だが……

 「ナポリタンと、カレーる」

 どこからどう伝わったのか、裏メニューとして定着しました。

 「おねーちゃん、ウサギ書いて~」

 ………子供向けとして。

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