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6話〜アイリス・ガーデン〜

「──ですから、一人でダンジョンに挑むのは認められません!」


 机をバンッ! と叩く音と共に迫るリーナの剣幕に、驚いて思わず目を瞑る。

 恐る恐るリーナの顔を見ると、頬を膨らませていかにも怒ってますといった表情をしている。


「……だから、そんな相手くらい楽に倒せるから大丈夫だって言ってるのに」

「大丈夫じゃありません! ヴェルくんはダンジョンの事について知らなすぎます!」


 これで何度目かの問答。しかしリーナの答えは変わってくれない。

 クランに片っ端から入れてほしいとお願いして全て拒否されてしまった俺は、自身の低いランクをまずは上げようと思い、リーナにランクを上げる方法を訊いてみた。

 ランクの上げ方は簡単で、ダンジョンを攻略すれば楽に上げられる。

 ドュラーガの内外にある魔物退治や何かの手伝いといったクエストを複数こなして実績を積み上げていってもランクを上げられるらしい。普通の新米冒険者はそうやって実績を残してランクを上げるのだとリーナに言われたが、それだと時間がかかりすぎる。

 この覇王迷宮には一定の階層ごとに階層主という強力な魔物が下層を守っており、その階層主を倒せば高い実力を認められすぐにランクを上げる事ができる。

 アイアンの俺がカッパーのランクに上がるには5階層にいる階層主を倒さないといけないようだが、名前を聞けば今の俺でも楽に倒せる相手であった。それどころか、ゴールドランクに上がるのに必要な18階層の階層主もまず苦戦はしないような相手だった。

 これならばすぐにランクを上げられると思いダンジョンに挑もうとしているのだが、リーナは頑なにそれを認めてくれない。


「ヴェルくんがどれだけ腕に自信があるのかは分かりませんが、ダンジョンはそんなに甘くはないんですよ? 地下に広がる道は果てしなく広く暗く、まるで蜘蛛の巣のように張り巡らされていて、一度道に迷えば帰る事さえ難しい。そのうえ、魔物たちの群れが命を奪おうと絶えず襲ってくる。一人では食料も水も満足に持っていけない状況でダンジョンに挑むなんて、死に行くようなものです。1階層の浅い所なら一人でも大丈夫ですけど、それより下に行くのならパーティを連れて行かなきゃ絶対に駄目です!」


 むぅ、たしかにリーナの言っている事も一理ある。それを否定はしないが、生憎だが俺にはそれが当てはまらない。

 全盛の頃に比べて半分近くの力を失っているとはいえ、これでも世界を征服しかけた覇王だ。全世界の国を相手に戦っていたのに比べたら、魔物の群れなんて物の数ではない。

 食料と水ならいくらでも収納する事ができるし、魔物を退かせる道具も豊富に俺の中にある。リーナの考えはただの杞憂に終わると思うんだけどな。


「いいですかヴェルくん、私は別に意地悪してるんじゃなくて、君を心配しているから言ってるんですよ? ちょっとの油断で命を落としてきた冒険者をたくさん見てきたから、まだ子供の君には命を粗末にしてほしくないんです」

「しん、ぱい? 心配って、誰に? もしかして俺にか?」


 まさか、まさか俺なんかが誰かに心配されるなんて。常に恐怖の対象として見られ、誰からも気遣われる事もなかった俺が、心配される?

 渇いた心が、空洞だった穴が僅かながら満たされる。他者からの配慮が、思いやりが、こんなにも心動かされるものだったなんて……。


「お、おぉ! そうか心配してくれるのか、リーナは俺の事を心配してくれているんだな」

「きゃっ」


 言葉に表すのが難しいこの感情、感動とでも言えばいいのか、俺は心が感じるままリーナの手を握った。

 あぁ、なんと心が温かくなることか。人との触れ合いが、損得も利害もなく接される事がこんなにも嬉しいなんて、もしかしてこれが『仲間』というものなのか? いや、ちょっと違う気がするがこれはこれで悪くない、寧ろ心地良いものだ。


「俺を心配してくれるなんてリーナが初めてだ。それに、こんな風に人と直接触れ合うも凄く久し振りな気がする。人というのはこんなにも柔らかくて温かいんだな」

「あ、んっ、ヴェルくん? しきりに手をにぎにぎされると、その、恥ずかしいんですけど……」

「ん? ああ悪い」


 おっと、あまりの感動でつい興奮してしまったようだ。興奮したこと自体が初めての経験だから、自分の言動がうまく制御する事ができない。こんな感覚も初めてで、自分の体なのに少し面白い。

 手の温もりを惜しみつつもリーナの手を離し、まだ残っている微かな彼女の感触を確かめる。

 うん、人との触れ合いがこんなに良いものだとは思わなかった。


「リーナが俺を心配してくれるのなら仕方ない。少し残念だけど、一人でダンジョンに潜るのはやめるとしよう。リーナが俺を心配しているからな」

「あ、え、ああ、わかってもらえてよかったです」


 折角心配してもらえたんだ、ならば彼女の言う通りにしよう。こんな貴重な経験をふいにしたくはないしな。

 ダンジョンに行けず多少なりとも残念な気持ちはあったが、それ以上に俺の心は不思議と満ち足りていた。

 心配され、誰かに想われ、こういった気持ちで人と繋がっていくのは存外に気分がいい。ああ、人の気持ちや想いに応える事が、こんなにも気分がいい事だったなんて。もっと早くに知っておきたかった。


「しかし、これから先どうしたものか……。1階層だけに行くと嘘を言って階層主に挑むのはリーナの気持ちを裏切るから駄目として、やはりどこかのパーティに入れてもらうか、或いはクエストをこなしてゆっくりとランクを上げてからクランへ加入してみるか」


 少しだけ心は満たされているが、やはり『仲間』というものがどうしてもほしい。その『仲間』を得るために、何が最短の方法かを思案する。

 やはりこの幼い姿から連想される非力な子供のイメージを払拭しなければ、そのためには少し強い魔物を討伐するのが手っ取り早いのだろうが、リーナの気持ちに応えるためにダンジョンで行うのは無理。かといって街の外にいる野良の魔物を討伐するクエストも数が少なく、倒しても俺の実力が認められないような相手ばかり。

 やはり街の中で雑用の真似事のようなクエストをこなしていくか、一時的なパーティを組んで少しずつ名を上げていくしかないようだ。

 道のりの遠さに思わずため息をこぼしそうになりながら、今日の寝床と空いてきた小腹を満たすために街の中を歩いていた時だった。


「──あ、あの〜、だれか、誰か僕たちのクランに入ってくれる人はいませんかぁ〜、メンバーを募集していまぁ〜す」


 クラン、という単語を聞いて思わず立ち止まる。

 食堂や宿屋といった店が並ぶ道の途中、建物と建物の間に看板を持っている子供を見かけた。

 ピンと立った耳とゆらゆら揺れている太い尻尾に、街を照らす魔石の街灯によって煌めく黄金色の毛並み。今の俺よりも頭一つ分小さく、顔立ちも幼さを残したままの狐人族の男の子が、道行く冒険者たちに自らのクランへの加入を呼びかけていた。

 しかし悲しいかな、その声に応えてくれる者は誰もいない。

 必死に絞り出すか細い声は喧騒によってかき消され、古く虫食いも目立つ貧相なローブを着ているせいで誰も近寄ろうとはしない。更に少年は内気な性格なのか、鬱陶しそうに他の冒険者に睨まれてしまい呼びかけも満足に行えないでいる。立っていた耳はしゅんと萎れて、尻尾も地面についてしまって今にも泣きそうな顔をしている。

 今日一日そこら中のクランに話をしてみたが、加入を呼びかけているクランは初めてだ。これが最後のチャンスだと思い、狐人族の少年へ歩み寄る。


「なあ、メンバーを募集しているというのは本当か?」

「ふえ?」


 話しかけられるのを想像していなかったのか、少年は首を傾げて俺をじっと見ていた。おいおい、呼びかけていたのはそっちだろう。

 しばらく互いに沈黙していると、少年は俺の言葉の意味がわかったのか、ぱあっと花が咲いたような笑みを浮かべてから慌てだした。


「えっと、はいそうです! 僕たちのクラン《アイリス・ガーデン》はメンバーを募集しています!」

「そうか、それなら良かった。俺もクランに加入したいんだが、アイアンクラスの俺でも入れてもらえるのだろうか?」


 さてここが問題だ。今までは俺が最下級クラスのアイアンだから断られてきたが、今回はどうだろうか。狐人族の少年は見たところ俺より一つ上のカッパークラスのようだから、下のランクである俺が断られる可能性もある。


「アイアンクラス、ですか? もちろん構わないですよ。僕たちのクランは誰でも歓迎しますから」

「本当か!? ようやく俺を入れてくれるクランを見つけたぞ!」

「ひゃあっ!?」


 なんという事だろう。今まで全てのクランで誰も話すら聞いてくれなかったのに、最後の最後で俺を入れてくれるクランと出会えるなんて。陳腐だが、まるで運命とでもいうべき出来事。もしこんな仕掛けを施した者がいるのならば、いくら感謝しても足りない。

 ついつい狐人族の少年に抱きついてしまった。ふむ、耳の毛がふわふわしていて気持ち良いな。


「は、はわわ、いきなり抱きつくなんて、恥ずかしいよぉ……」

「おっと悪い悪い」


 またしてもリーナと同じような事をしてしまった。どうもこの手の感情になってしもうと自分自身を上手く抑える事ができなくなってしまうようだ。つい感情と言動が直結してしまう。


「今まで全部のクランで門前払いをくらってな、つい動揺してしまった。本当に俺なんかを入れてくれるのか?」

「うん。というより、逆にこっちが聞きたいぐらいだよ。僕たちのクランは、その……人数も少ないし小さいクランだから」

「どこだろうと構わないさ。俺を受け入れてくれるなら、それだけで充分だ。クランの大小なんて関係ない」

「そうなんだ。それじゃあ今から僕たちのクランのホームに行って、リーダーに会って話をして、それで正式な加入になるから」

「おお、ホームも持っているなんて立派じゃないか。早速行こう」


 狐人族の少年……名をメト・コンフュードの案内に従い、クランのホームへと歩く。その道中で、メトのクランの事を色々と訊いてみた。

 クラン《アイリス・ガーデン》のメンバーはたったの二人、クランを束ねるリーダーとメトしかいないみたいで、リーダーの方もカッパークラスとクランの中では最小最弱らしい。それを言ってメトは再び加入するか尋ねてきたが、俺の答えは変わらない。俺を受け入れくれるのなら、どんな小さいクランだって俺の望むべき場所なんだ。

 クランのこと以外にも街のことなどを色々訊いていると、何やら大きな建物や屋敷がたくさん並んでいる通りに入った。


「もしかして、この中にお前たちのホームがあるのか? 俺が想像していたよりもずっと立派なホームを持っているんだな」

「ごめんね、ここは大商人や一流クランの人たちがホームとして使っているもので、僕たちのホームはこの通りを抜けた先にあるんだ」


 なんだ、俺とした事が少し急いてしまったようだ。

 再びメトの後をついて行くと、豪華だった屋敷はいつしか見えなくなり、放置され手付かずで荒れ放題な道に出た。

 道も切りそろえた石を敷き詰めたものではなく、小石や砂を敷いただけの簡素な道。おまけに雑草も生え、魔石の街灯も一つもなく灯りのないこの時刻ではひどく薄暗い。

 それでもメトの足は止まらず、荒れ地を抜けた先にあるのは、風化して朽ち果てた墓石が並ぶ小さな墓地。そしてそこには同じく荒れ果てて廃墟同然の教会が建っていた。


「えっと、これが僕たちのホームになるんだけど、驚いたよね?」

「ああ、凄くな」


 まったくの予想外だ。俺が想像していたよりもずっと、その……とにかく凄い。


「ごめんね、こんなのホームなんて呼べないよね。でも騙すつもりじゃなかったんだよ。もし気が変わったのなら今からでも加入はやめてもいいから……」

「なに言ってるんだ? 俺はやめるつもりなんてないぞ」

「え……」


 たしかに驚かされはしたが、それだけだ。たかが廃教会がホームなだけで俺はやめるつもりなんてない。


「そっちから断られない限り、俺は自分からやめるつもりなんてないからな。それに住めば都とも言うし、ここで過ごすのも悪くはないさ。ほら、早く中を案内してくれ」

「え、ああ、うん」


 壊れてしまい外れた扉をくぐり抜けると、予想はしていたが中も酷い荒れ具合だ。

 抜けた天井の残骸がそこら中に散らばり、信者が座る長椅子の大半が座るという機能を失っている。割れたステンドグラスの隙間からは風が吹き抜け、真夜中になればさぞ不気味だろう。

 およそ人が生活できないような荒れ様だが、どうやら小さな修道院も併設されているようで、そっちはまだ人が暮らせるような状態を保っていた。

 小さな個室が五部屋、それと調理台と食堂が一緒の大きな部屋が一つ。二階もあったようだが天井と階段が崩れて使えなくなっている。


「もう少ししたらリーダーも仕事が終わって帰ってくるから、それまで自由にしていて。といっても何もないけど」


 少し欠けたカップに白湯を注いで、メトはリーダーを迎えに行ってくると言ってその場からいなくなった。

 メトが注いだ白湯に口を付けながら改めて見渡すと、メトが言った通りに何もなかった。

 俺がいた時代には貴重だった魔石の照明もドュラーガではかなりの数が出回っていたようだったが、ここには魔石の照明器具はなく蝋燭の小さな火だけが唯一の灯りとなっている。イスやテーブルには何度も修繕した箇所が見受けられ、お世辞にも豊かとはいえない生活のようだ。


「……お、どうやらやって来たみたいだ」


 ここまで来ると逆に目新しく映ってしまい、中々に楽しんでいたがどうやらリーダーなる人物が帰ってきたようだ。

 何やらメトと話していたようで、ドタドタと足音を響かせながら近付いてきた。


「なに!? うちのクランに入りたいってのはキミなの!?」

「ああ、そうだけど」

「よし採用!」

「やったぁ」


 慌ただしくやってきたのは、夕暮れ空のような茜色の髪をした女性。今の俺よりも年上だろうか、少し背が高くて快活な印象を受ける。

 そして手には何故か大量のトウモロコシを抱えて、服もどこかの売り子が着ているようなものだった。

 とりあえずクランへの加入は認められたみたいでよかった。


「ちょっとリーダー! まだ話もしてないのにOKするなんて早すぎるよ」

「だってこのオンボロお化けホームを見ても帰らずに待っていてくれたんでしょ? それにうちのクランは誰でもOKが基本方針だし」

「そうじゃなくて、このクランの惨状をちゃんと教えてあげないと、なんだか騙しているみたいで気分が悪いよ」

「おっとそうだったね。まずは新たな冒険者くんに我等がクランの状況を教えてあげないと」


 腕に抱えていた大量のトウモロコシをメトに渡して、リーダーの女性は向かい合うようにして俺の前に座った。


「まずは自己紹介。私がこのクランのリーダーをしているアイナ・ビュレンヒッド。そして狐人族のこの子が、今のところ唯一のメンバーであるメト・コンフュード。どうぞよろしく」

「俺はヴェル・デインハート。今日冒険者になったばかりだ」

「おっと、新米冒険者くんだったのか。それならうちのクランに入りたいなんて理由も納得できるね。ヴェルくんは知らないだろうけど、うちはドュラーガでも有名な超貧乏クラン。メンバーも二人しかいないし、こうしてバイト先の余りを貰ってなんとか食いつないでいる程の弱小クランだけど、それでもうちに入りたいの?」

「予想はしていたが、そこまで貧乏なのか。どこかの売り子なんかしないでダンジョンに潜ったほうが稼げるんじゃないのか?」

「恥ずかしい事に、私たちは二人とも戦闘が得意じゃなくてね。それに戦闘に必要だった武器も売っちゃって、今はダンジョンすら潜れずバイト三昧なのさ! アッハッハ!」

「笑い事じゃないよリーダー!」


 後ろで大量のトウモロコシを調理しているメトからツッコミが飛ぶが、アイナはそれは高らかに笑って誤魔化す。

 いいなぁ。たしかに恵まれていないかもしれないが、毎日の食事に事欠くほどの貧しさかもしれないが、この光景こそが俺の求めていたものだ。

 ……決めた。俺はこのクランに入るぞ。


「とまあこんな酷い状況だけど、それでもキミはうちのクランに入りたいかい?」

「当然だ。俺はここに、ここじゃなきゃきっと駄目だ。俺はこのクランに入るぞ、あんた達が断らない限りな」

「よし、それじゃあ決まりだ! 私たちキミを大歓迎するよヴェルくん! 我が《アイリス・ガーデン》へようこそ! メト、盛大にお祝いするからモロコシくんを全部使っちゃうよ!」

「はぁ〜い!」


 そうして、俺の加入を祝って盛大にパーティーが……パーティーとも呼べないような食事が開催された。

 アイナがバイト先から貰ってきたという大量のトウモロコシ──モロコシくんという商品名らしい──を使った、白湯にすり潰した実を入れたコーンスープもどきや、火を通しただけの焼きトウモロコシなど、質素なことこの上ないものばかり。


「──…………美味い。誰かと一緒に食べるとこんなに美味しいものなんだな」


 味も決して良いものとは言えない。だけど食べるもの全てが、今まで食べきたどんな料理にも勝っていた。

 金と同量の価値があるとされた肉も、天にのみ実るとされた果実も、たった一杯で国が争った極上の酒も、これらには遠く及ばず、霞んでさえ見える。

 渇き冷えきった心に言い知れないものが注がれる感覚を大事に確かめるように、俺はアイナとメトと楽しく食事をするのだった。

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