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ネットゲーマーの他愛のない日常。  作者: しづっち
序章 初めての緊急クエスト
8/13

いざ、ダンジョンへ

ユウはオリゾンの二階にある操縦室へ到着すると、操縦席にある地図が映されているタッチパネルに触れる。

目的地の上陸許可証さえあれば船が勝手に動いてくれる。例えば全員がログアウトしていても時間が過ぎれば、目的地に到着もでき、発着所で受付すると、帰還までログインポイントとして上書きされる。また、おなじギルドなら、出航中でも発着所へ向かえば、ギルドシップの中のログインポイントへ転送もできる。

船内では釣りを楽しんだり、シップの改造具合でプールなども楽しめるシップもある。


オリゾンは一階はブリッジに船内は簡易なキッチンに小さな食堂のようになっていて、壁際には、釣竿がラックに数本掛かっている。

ブリッジから下に降りると、木造風壁紙の廊下に入り、左には、くつろぐ為の部屋が用意され、廊下の突き当たりの部屋は、倉庫と生簀があり、釣り上げた魚は生簀にて泳がせることも可能である。


ブリッジから食堂の二階へ登ると、ユウが今いる、操縦席がある。

タッチパネルを操縦すると、下から静かなエンジン音がなり、景色が前方へと進む。


ゆっくりと加速していくのを感じると、ユウはブリッジに出た。進行方向をみると大型船でも楽々通れるサイズの直線のトンネルがあり、そこから外の世界へ旅立つことができる。

進行方向の反対側は港湾区画が一望でき、先ほどの発着所や活気のある市場がだんだん小さくなっていく。


出航から1分しないうちに、薄暗い洞窟から出てコロニーのプロジェクトマッピングされたような人口の空ではなく、地球の空に似た空が視界に広がる。普段ならユウは釣りを楽しむところだが、アリンツまではコロニーから出て5分ほどの近場なので楽しむ暇がない。

ブリッジの後ろ側で生簀から出した小さなイワシ風の魚を餌に、カモメと戯れる二人がとても画になり、操縦室につながる階段に座って眺めることにした。

「わわっ…手から食べてくれましたぁ♪」とツインテールを揺らしながら喜ぶメイと、

「…今日は焼き鳥?」とカモメに対して不穏な発言をするキセ。


平和な一日である。


二人がカモメと遊んでいると前方に島が見えてくる。

コロニーよりは小さい船を付けるだけの船着場があり、他は砂浜である。

船着場に船を止め、石造りの地面を歩き、金網のフェンスから出ると一瞬だけ視界が暗転する。

振り向けば船着場には船が見えなくなる。

サーバー負荷軽減するための処置であり、再びゲートにはいると見えるようになる。

前方には白い砂浜が広がる。

不可視ね尻尾を振りながらメイは、水着買えば良かったかなぁ?と目的が変わりかけていた。

砂浜から内陸へ進むと森林浴するような遊歩道へ入り道中の獣道の先に数人のプレイヤーの姿を確認するとユウたちは獣道へとたどり着いた。獣道のモンスターは猛毒付与のモンスターが多いため、メイの負担を軽減するためにユウの大剣やキセの魔法で秒殺していく。


少し進むと、ギルド本部の職員らしき人がプレイヤーの端末をチェックし、洞窟へと見送りをしている。


「三名様でよろしいでしょうか?」

職員がユウたちを確認すると、ファミレスのような質問(しかも棒読み)をしてきた。

ユウはそうだと肯定し、三人は端末を職員に手渡す。


「三名様入ります。」

またしても、棒読みでファミレスの店員さんみたいなことを言い、洞窟への許可を下す。ユウ側で先頭で恐る恐るついていくメイが2本目、1番最後にはいったのがキセだ、いっし視界が暗くなるがしばらくすると視界が戻る。基本ダンジョンはパーティサイズ、レイドサイズにわかれていて、このダンジョンはパーティサイズのようだ。

入り口の通路から大広間にでると、

ドォンと入り口へ繋がる退路が塞がれ、体長3mはあるだろう、棍棒を振るう亜人間、オーガが現れた。



過去の話を修正しました。

次回更新は、ちかいうちに行います。

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