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ネットゲーマーの他愛のない日常。  作者: しづっち
プロローグ
4/13

プロローグ4 ギルド

またまたプロローグの説明回です。

お付き合いいただけると幸いです。

6/25またまた改変しましたので見ていただけると幸いです。

ギルド”夢幻の旋律”

マスターのユウを含めて15人規模のギルドである。


ギルドとは、プレイヤー達が集まってできるグループで大小様々なギルドが存在し、ギルドの目的も様々である。

数週間に一度のギルド同士が戦う、”対抗戦”や、5人パーティ×3の15人でダンジョンやアクアリウスに侵攻する敵対勢力はを攻略する、”大規模討伐戦”(レイド)の攻略などに力を注ぐ戦闘系のギルドもあれば、

商業区画のサッカー用のグラウンドくらいの土地を購入し、大工などの技能を持った者達が作った杜の商店街と親しまれている巨大な生産ギルドもあったりする。


夢幻の旋律はどちらか言えば、戦闘系に属し、構成員の少なさからレイドにはギルド単体では参加できず古株組の5人を除くとほとんどが、初心者(ビギナー)であるため、総力戦ではほとんど戦えないのである。


普段、レイドやGvGに参加できない、ユウをはじめ、マイ(舞斗)キセやレンジ、エルの古株組はどうしてたかというと、5人パーティが前提の精霊の攻略をしている。


精霊の迷宮とはプレイヤーの間では、最難関クエスト(エンドコンテンツ)と呼ばれ、毎週木曜日の定期メンテ毎に更新されるランダムダンジョンである。

難易度は非常に高く、熟練したプレイヤーでさえも一歩間違えばすぐに全滅してしまうほどだ。

しかし、踏破特典に最強の装備”アーティファクト”クラスが含まれている可能性があるので挑戦するプレイヤーは絶えないのである。ユウの得物の大剣(ドラゴンスレイヤー)も大迷宮の踏破報酬でありアーティファクトクラスの武装である。



居住区画の中央部にある、二階建ての造りで壁は白く屋根は青白い洋館タイプの夢幻の旋律のギルドハウスの扉を開けると、大理石もどきで作られたエントランスは階段と各部屋へ繋がる扉へは紅く金の刺繍が施されたカーペットが敷かれている。エントランスから一階の左の部屋、カフェテリアの扉を開けると既に先客が、居た。

二人はログインポイントにギルドハウスを設定しているので、わざわざ中央都市区画から歩くことは無い。


「よう、キセ、メイさん…早かったな。」

扉の開閉音で円形のテーブルを挟み向かい合わせながら談笑する二人がユウに目を向け、

「今来たところ…です。」

「えへへ、私も今来たところですよっ♪あと、メイで良いですよっ♪」

キセはいつも通りの無表情で返答する。

まるで雪のような白い肌に148センチ程の小柄な体型で肩にかかる程の銀のボブカットで瞳は黒。

服装は主に黒を中心とし、膝が隠れる程のスカートは白いフリルが層になっていて、大人しくも可愛らしいゴスロリなドレスに、美しい銀の髪には左右に黒に白のフリルがついた小さなリボンが飾られていて、膝には黒のシルクハットに赤の蝶ネクタイを付けた白いうさぎのぬいぐるみが抱きしめられている。

いつも無表情で堂々とした雰囲気はまるでアンティークドールのようで、男女問わず見惚れてしまうほどだ。

抱きしめているうさぎのぬいぐるみを使い魔として行使する、人形使い(パペットマスター)で、白のうさぎのぬいぐるみ(うさきち)はアーティファクトクラスの武器でもあったりする。

人形に魔力を与えることにより戦闘形態になったり、武器になったり、遠隔操作できるようになり、人形によって使い道も異なってくる。ちなみにギルドハウスのデザインはキセの発案であり、古株組で建築する際どんな設計が良いかを会議していた際、普段無表情で無口にキセが珍しく熱弁して、みんなが気圧され今のギルドハウスが建設されたのである。


キセに向かい合わせるように座って、満面の笑みを見せるメイは、キセとリアルでは親友であるが、正反対な印象を持ち、あどけなさがある顔立ちに栗色のツインテール、カジュアルな白の制服もどきは可愛さが際立っていてコロコロと変わる表情は、小動物(わんこ)みたいな印象である。


その後ユウを交えて三人で談笑していると、三人の端末から

緊急クエスト発令

と男性とも女性ともとれる機械的な鳴り響いたのであった



ゴスロリ無口っ子は難しいです(まだセリフ殆どしゃべらせて無いけど。

次回更新は夜か明日予定です。




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