プロローグ3 アクアリウス
改変するかも
優は帰宅部のエースである。
葵先生(童顔ちんちくりん)の一生懸命なホームルームに生徒のほとんどは微笑ましくみている。
「それではみなさん、部活頑張ってくださね〜」
という可愛らしく間延びした声で生徒を見送る。
その声に真っ先に行動で応えたのが優だ。
神速の速さで教室から立ち去り、まるさで弾幕を避けるように競歩もどきの歩法で人混みを巧みにかき分け校門を目指す。下駄箱に続くT字路が見えても速度は維持している。二つに別れた道を左に曲がろうとしたら優は凍りついたような感覚に捉われる。
ーー弾丸だ。
もちろん比喩で本物の弾丸では無く、神速で少女は突っ込んできた。
「ひゃっ…!あ…ごめんなさいっ!」
衝突でふらつき数瞬で尻餅をついてしまいそうな少女を優は手を差し伸べ転倒を制止する。少女が優の腕に掴まり体を立ち上げる
「あぁ…こちらこそ悪かった…」
優は少女をが立つのを手伝うかのように引っ張り立ち上げると居心地悪そうに苦笑いで応える。少女は優の一つ下の学年である事がすぐわかる。緑のリボンに緑のスカートで顔立ちはまるで日本人形の如くおとなしくもあどけなさが残っており黒髪は二本の小さいツインテールに結っており、可愛さが前面に押し出されたような女の子でなかなか魅力的であった。
「ごめんなさい…少しでも早くアクアリウスがしたくて…」
アクアリウス。その単語に優はピクリとする。
「君もアクアリウスのプレイヤーなんだね。」
「はい♪…と言っても友達に誘われてまだ始めたばかりだけどね♪」
「まぁ。なんかあればその友達を頼ればいいし、野良やレイドとかで一緒になったらよろしくな」
深く2度ほどお辞儀した後、少女は帰宅組で家がすぐ近くらしく寮とは逆の方に走り去った。
彼は彼女が”メイ”と、彼女は彼が”ユウ”と気づくのはまだまだ先の話である。
寮に戻り早速EvOを装着しアクアリウスを起動する。睡魔に似た感覚のあとブラックアウトし、意識を取りもどすと見慣れた風景が広がる。東京ドームを軽く凌駕するくらいの大きなドームの内部であり近未来な作りだがいたるところに青白いレンガで出来た水路が美しい、中央都市区画、”フェイヒュー”である。
フェイヒューはどの区画にもすぐアクセスでき、魔物から獲得した金品やアイテムを預けたりできる銀行やギルドの作成手続きや低レベルのギルドの拠点として使えるギルドルームがある冒険者ギルド本部があるまさに中央都市である。
他の区画は一回りほど小さくフェイヒューを中心に北から時計回りで、
商業区画”ウルズ”
各種NPCショップやプレイヤーが開く露店などがある区画。
大型ギルドのリコリスマーケットが所有する市場が有名である。
訓練区画”スリサズ”
武器の試し振りにや対人戦(pvp)が行える区画。
アクアリウスの訓練区画以外で武器で相手に攻撃しても、相手側が何もしてなくても強制的に回避判定になり、被害者の端末には通報コマンドが現れ、リアル時間で1時間から一週間、罪の重さにより相手を独房に放り込み、ボイスチャットやメッセージ機能などに制限が掛かり、釈放後もしばらくはステータスに1~3割の弱体化が付与され、何度も行うとアカウント自体がバンされ、ログイン出来なくなる。
そのため、戦闘行為自体は死亡時の経験値を失うペナルティが課せられない訓練区画で行う。
農業区画”アンサズ”
NPCが農業をしている山村区画で、山では食材アイテムも手に入り、NPCから農業の手伝いを受ける事もできる。
工業区画”ラグズ”
個人やギルドで使える船などを作っている区画。
職人区画”ケン”
NPCやプレイヤーが武器を生産したり、居住区画で使える家具を生産したりできる区画。
一部の武器は武器の耐久値が減ると与えるダメージにばらつきが大きくなるので、細かいメンテナンスが必要。
居住区画”ギョーフ”
主にプレイヤー達のホームタウンで一部のギルド以外の拠点にも使われる。
夢幻の旋律のギルドハウスも居住区画にある。
娯楽区画”ウィン”
カジノや劇場、プレイヤーがイベントを開くための大きな広場があり、裏通りには怪しい店が点在している。
港湾区画”ハガル”
港町風の景観で、外の世界への唯一の出入り口で船を出すことができる。
とドーム状の9の区画が繋がってアクアリウスである。
各区画の由来はルーン文字の1から9と安直である。
ユウは居住区画へ向かいながら端末でギルドコマンドを確認する。
ギルドメンバーで唯一ログインしているのは、メイとキセであった。
今回もグダグダ更新です←
次回は今日か明日中に次回投下します←