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One summer day

作者: みなみくん

空は青くて


髪の隙間から見えた広い空は


晴れ渡り


澄み切った青色だった


照らす陽射し


眩むような暑さ


笑顔のキミ


困るように笑う表情を浮かべるあたしの手を引いたキミ



青空と困惑と温かさと暑さ


溢れるその笑顔に苦笑いや愛想笑いじゃない、素顔の笑みが零れた





キラキラとした水面に映る僕とキミ


ありのままが映る


笑ってた


繋いだ手から、もっと温かさが伝わった


水面が揺れる


陽炎が揺れる






はろー


あんど


ぐっばい


どれだけ紡いでも


どれだけ繋いでも


ボクではダメだと思った





あたしは、キミの甘い香水の香りに包まれて


その先を描いた






同じ名前で生きるキミとボク





繋いだ手は離れて


だけど、それはきっと正解で





世界が変わって



元に戻る



空の青さは何故か苦しくて


紡ぐモノも、先も、何も無い



それでもあたしはキミが思った通りの世界に進んで


これで良かったと思う



真っ暗な夜空にネオンのギラつき


キミの名前を、顔を、遠く知った時




青空の下よりも


キミはキミらしいと思った


間違いでも、勘違いでも、夏の暑さのせいでも


独りぼっちじゃなくて


確かにあの時二人ぼっちになれた



今は伸ばす手もなく


全くと言うと嘘になるかもしれないけど、想うこともなく


また独りに戻った、あの日のような今日


この空はうざったいくらいに暑くて、不愉快に感じる


暖かさはない


同じ空の下キミは何を思うだろう





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― 新着の感想 ―
[一言] 僕とあたし、それぞれの思いと夏の青空が印象的な作品でした。 「確かにあの時二人ぼっちになれた」という言葉が好きです。 たとえ二人が離れたとしても、共に過ごした日の記憶がなくなることはないのだ…
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