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理不尽な世界での生活その❹~Y・O・W【ヤン・オースレス・ウェイ】編~

目が覚めるとそこは見知らぬ天井だった。あたりを見回してみるとそこには店のおっちゃんと思わしき人物と俺の友人一樹がいた。どうやらあの後倒れてしまったらしい。今思い返してみればあんな痛い頭痛生まれて初めてなのかもしれない。「あ、目覚めましたか?」と店の中の台所から女の人がやってきた。しかしその人は「楓花さんっ⁉」そうなんと今日昼休みにぶつかって謝って笑われた三井楓花がそこにいた。


俺は水を持ってきてもらったついでに少し楓花さんと話していた。どうやら偶然この「Y・O・W」(ヤン・オースレス・ウェイ)に用があったらしく偶然倒れるとこを見ていたらしく一樹と協力してこの店に俺を置いて看病していたらしい。「くぅ~今日はついているぜ!」と声には出さず、心の中で叫んでいた。


それから20分後には俺の体調は回復しており、一樹と楓花さんと俺の3人でショッピングを続けた。(当然Y・O・Wでである。)


帰り道俺は自分が買った物を改めて確認していた。俺が買った物は、「5秒間浮けるデス!」「人工知能付きネックウォーマー」「マジックリュックサック」の3品である。一応前言撤回しておこう。あの店は外観や名前こそ怪しいが、中にあったものはとても面白いものだった。特に俺が買った「5秒間浮けるんデス!」は魔法使いではないこの俺を5秒間も空中に浮かせてくれる本物のマジックアイテムだ。感動した‼


ちなみにほかの2人は店のおっちゃんに「いつものお願い」と言っていたので、かなりの常連なんだろな~と思っていた。2人とも中くらいの紙袋を2つぐらい持っていたので何をそんなに買ったのかなと聞こうと思ったがちょうど分かれ道で聞きそびれてしまった。


家に帰りつくと俺はバックをベットに投げて早速さっき買ってきた玩具で遊んでいた。夕ご飯を食べて風呂入って歯を磨いてそのあとの寝るまでの時間俺はずっと「5秒間浮けるんデス!」で遊んだ。気が付けば夜中の1時だった。


翌朝起きた俺は悲しみに暮れていた。俺の玩具の寿命が尽きたのだ。昨日夜中まで遊んでいたはずの玩具が朝には使えなくっていたのだ。


俺は悲しい気分のまんまリビングに向かい「おはよー」とあいさつをし自分の椅子に座った。そしたらお父さんがものすごい剣幕で俺に迫ってきた。周りを見ているとお母さんも妹の佳苗も親父に負けないくらいの剣幕で迫ってきていた。

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