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元日 嵐の前兆? (6) 

 「おう、創星! 迎えに来たぞ!」


 御雷(みかづち)神社での初参りを終え僕が家に着いたのは夜明け前朝の4時ぐらいだった。

 僕は家に着くとパジャマに着替え直ぐに布団に入ったのだが……


 「……伽凛さん、今何時ですか?」

 「おう、朝の5時だ!」


 ・・・うん、迷惑だ・・・


 「…………宴会(パーティー)はもう終わったんですか?」

 「いや、叔父上殿に任せて途中で抜けてきた」


 ・・・はい、伽凛さんの叔父上殿、伽凛さんの尻拭いご苦労様です・・・


 「……伽凛さん、宴会(パーティー)の主催者ですよね?」

 「私はまだ未成年で酒も飲めんからな、それに私は親父殿の代理だし、顔見せを終えれば宴会は大人の叔父上殿に任せておけばいいさ」


 伽凛さんの未成年という言葉に僕が「え?! 未成年?」と驚きの表情を見せると、「失礼な奴だなー。私はこう見えてもピッチピチのティーンなんだぞ」と伽凛さんは頬を膨らませてみせる。


 伽凛さんは僕より背が高くピシッとしたスーツでも着ていれば20代前半の美人でスポーティーなキャリアウーマンといっても通りそうな容姿をしている。

 その為、僕は伽凛さんの年齢を20代前半だと見ていたんだけど……


 「……ピッチピチのティーンって……その表現僕の親の世代から上の人が使っていたというのをテレビか何かで聞いたことがあるんですけど………伽凛さん、本当に10代なんですか?」


 その僕の質問に伽凛さんは更に剥れて「うるさいなー、どうせ私は見た目年増のギリギリ10代さ! 証拠に私の免許証を見せてやるよ!」と不機嫌な声で応え懐から免許証入れを出すとそれを僕の眼前にズイッと掲げて見せる。


 ・・・いや、流石に年増だとは思わないけど……・・・と思いながら、僕はその免許証を確認して、つい、「あ、本当だ」と呟いてしまった。


 「……お前、本当に失礼な奴だな……」


 僕は・・・年齢の事で伽凛さんにこれ以上突っ込みを入れるのは危険かな・・・と思い「……で、何のご用でしょうか?」と用件を聞く。


 「……おう、暇だからな、今からお前を鍛えてやろうと思ってな!」


 ・・・元日ぐらいのんびりさせてくれよ・・・


 そう思いながら僕は「……暇なんですか? 伽凛さんの立場だと年末年始は忙しそうに思うんですが?」と問い返す。


 「年始の挨拶などの対応は射陰に任せて(押し付けて)きた」


 ・・・うん、射陰さん伽凛さんの尻拭いご苦労様です・・・


 僕は一つ息を吐くと「準備しますので、少し待ってて下さい」と言って家の中に戻ろうとする。

 そんな僕を見て「その前に済まんが、車を路駐しておくのも何だし、お前の家の駐車場を借りたいのだが……」と伽凛さんが僕に声を掛けてきた。

 ・・・言われてみれば、ここ駐禁だし・・・と思い、「ああ、はい」と応え、駐車場の門を開けた後、僕は家の中に戻ろうする。が、・・・伽凛さんを車の中で待たせるのもなんだな・・・と思い「よかったら、家の中に入って待っててもらえますか?」と、伽凛さんに声をかける。すると、伽凛さんは「おう、済まんな」と嬉しそうな表情を僕に返してきた。


 僕は伽凛さんが車を入れるのを待って、伽凛さんを連れて家の中に戻った。……真っ赤なコルベットかー、流石はお金持ち、一般人が乗る車とは違うなー……。




 未来はソファーに座る伽凜さんに不機嫌な表情をしながらもお茶を出していた。


 ・・・このまま着替えに行っても大丈夫かな? 昨晩みたいに未来が伽凛さんにいきなり襲いかかったり伽凛さんが未来を挑発するようなことはないみたいだけど……・・・


 「マスター、私は大丈夫です」


 未来は僕が何を心配しているのか察したのか僕に笑顔を向け声を掛けてきた。うん、我が子の成長を喜ぶ親の気持ちってのはこんな感じなのかなー?


 「大人しい私が何かやらかすことも無いしな!」


 ・・・うん、伽凛さん、残念ですが貴女のその言葉、全く信憑性ないですよ・・・


 僕は一つ息を吐くと可愛い未来の言葉を信じることにして着替えるために二階にある自分の部屋へと向かった。



 僕が着替えを終え二階から降りてくると、階段下で既にトレーナーに着替え終えた未来が僕のことを待っていた。

 僕はそんな可愛らしい態度をとる未来の頭を撫でてやる。すると、未来は嬉しそうな笑顔を僕に向ける。うん、癒されるなー。


 僕がそんな未来を連れて伽凛さんのいるリビングの扉を開けると、丁度伽凛さんが見ていた番組のエンディングが流れているところだった。


 伽凛さんは僕の姿を確認すると「よし! 行くか!」と言って立ち上がる。


 ・・・うん、丁度番組が終わった時に来れてよかった。この人、番組が終わるまで絶対に動かなかっただろうからなー。笑い声が二階まで聞こえてきていたし・・・


 玄関を出ると伽凛さんは「ここからうちの御雷(みかづち)真明流道場まで約50キロってところだな……」と呟き、悪戯っ子のような笑顔を浮かべると「丁度いい距離だ走っていくぞ!」と言う。


 ・・・アホか。なに言ってんだ? この人は……50キロなんて走ったことないし、走れてもその後、多分僕は動けなくなるぞ・・・


 その時、僕の気持ちを代弁するように上から周りに響くような声で「アホー」という言葉が聞こえてきた。


 伽凛さんが「誰がアホだ!!」と言うが早いか、ボッ! という音が聞こえたかと思うと伽凛さんは天を蹴り上げるような体勢になっていた。すると、直ぐ上を飛んでいたのだろう烏がフラフラと落ちてくる。

 そしてその烏は地面に落下するとバタバタとのたうち回っていた。


 ・・・いつの間に……・・・


 今の僕の動体視力は、恐らく普通の人の数倍は上回っているはずだ。なのに、僕には伽凛さんのその蹴りの動作が全く見えなかった。


 僕が伽凛さんの蹴りの早さに驚いていると、フン!「私をバカにするからこういう目に遭うんだ!」と、伽凛さんはのたうち回っている烏に毒づいていた。


 それに対して未来は、ぷっ、あはははは、と吹き出し、「マスター、烏って本当にアホーって鳴くんだね」と、驚きで呆けている僕に楽しそうに話しかけてくる。


 僕はそんな未来に反射的に「ん? ああ、そうだな」と返事をし「僕も初めて聞いた」と応えていた。


 因みに、その烏は暫くすると元気になって飛んでいってしまった。


 そんな僕達に伽凛さんは鋭い目を向ける。


 「いやいや、誰も伽凛さんがアホだとは思っていませんよ。たまたま、烏の鳴き声がそう聞こえたっていうだけで……」


 僕の言い訳に伽凛さんは、フン、と鼻を鳴らし「まあ、いい……」と言うと、何か思い付いたのか非常にいい笑顔を見せる。


 「創星、お前は天ノ原学園大学の裏門の位置を知っているよな」

 「………ええ、まあ、高校に入学したばかりの頃に学校行事で天ノ原学園を見て回るツアーがありましたから」

「よし、そこから道場までは直ぐだから、お前は今から走ってその裏門まで行け。勿論、全力疾走でな」

 「は? 大学の裏門まで全力疾走って……50キロ以上あるんじゃありませんか? それを全力疾走ってご冗談でしょ?」

 「いや、冗談じゃない。お前を担いだ時、いろんな意味で非常にいい骨格と肉付きをしているのはわかっている。恐らくそのお前の身体の性能なら全力疾走で走っても十分走りきれるはずだ」


 確かに、生命の女神様の力を一瞬解放した時から体つきが非常に良くなっているのは自分でも分かっていた。

 体つきだけならば芸術作品なんじゃなね? と自分でも思ってしまうほどになっている。顔は平々凡々なままなんだけどね……。


 ・・・確かに体力や身体能力も上がっているけれど……だからといって50キロを全力疾走なんて無理でしょ・・・


 僕はそう思いながら伽凛さんの言葉に「えー、ほんとですかー?」と返していた。


 「お前の30分ぐらい後に私も出発する。勿論、何の能力も使わずにこの身体の力だけで走る。もし、お前が大学の裏門に着く前に私がお前に追い付いたならばその尻を思いっきり蹴り飛ばすからな。そのつもりで走れよ。……私に尻を蹴り飛ばされて2つに割れてる尻が4つや8つに割れなきゃいいけどな」

 「……伽凛さん、もしかして、今のことや来た時のこと根にもってます?」

 はっはっは、「何のことかな?」


 僕の問い掛けに伽凛さんは嗤いながら答える。怖! 怖いよ伽凛さん、いい笑顔なのに目が全然笑って無いよ。これ、完全に根にもってるでしょ。


 『……未来、さっき伽凛さんが烏を落とした時、何か力を使っていたか?』

 『いえ、何の力も感じませんでした。蹴りの圧だけで落としたようです。然も、全力の蹴りではありませんでしたね』

 『……この人ほんとに人間か?』

 『間違いなく人間です。ただ、異世界を渡るような者達です。普通の人間ではありませんね』


 僕は未来の話を聞いて背中に冷たいものを感じる。


 「ほらほら、テレパシーか念話か心話かしらんが雑談してないで早くて行けよ」


 伽凛さんは手を叩きながら僕達を追い立てるように言う。


 「あ、そうそう、創星、最短コースで行けよ。そうすれば、距離は50キロ切れるだろ。私ってなんて優しいんだろうなー」

 「ぜんっぜん! 優しくない! それ、確かに距離は短くなるけどアップダウンの激しい山岳コースを行けってことですよね! あんたは鬼か!」

 「文句ばっかり言ってないでとっとと行け! でなけりゃあ今ここでその尻蹴り砕くぞ!」

 「はいはい、分かりました」


 伽凜さんから怒気を感じ始めたので僕は抵抗を諦めて走り始める。


 「死に物狂いで走れよ! 追いついたら思いっきりその尻蹴り上げるからな!」




 僕は家を出て20分もしないうちにぜーぜーと息も絶え絶え足はフラフラになっていた。


 「マスター、歩いてもいいですから呼吸を整えて、もっとしっかりと息をしてください。マスターの息の仕方では酸素を効率的に身体に取り込むことができません」


 ・・・っんなこと……言われても…………無理……・・・


 頭は朦朧とし身体は思い通りに働かない。

 脳と身体が酸素を欲し心臓は悲鳴を上げている。

 僕は必死に肺を動かすも、肺は痛くなるばかりで酸素がきちんと肺に入ってきていない感じがした。


 未来は走りながらではあるが初めから走り方や呼吸の方法を分かりやすく説明してくれていた。

 僕は初めのうちは未来の説明の通りに走っていたのだが、やはり伽凛さんのプレッシャーがあったのだろう。

 僕は一通りできるようになると未来の「初めはゆっくりでいいです。走法や呼吸法に慣れるためにもゆっくりとペースを上げていきましょう」という助言を守れずに早い段階でペースを上げすぎたのだ。

 慣れない走法や呼吸法は徐々に崩れはじめ、疲れは加速度的に増していく。

 疲れが増すと更に走法や呼吸法は崩れるという悪循環に陥り、今では未来の教えてくれた走法と呼吸法は見る影も無くなってしまっていた。


 それでも、僕は信じられない程に向上している身体能力のお陰で、長距離を走りなれた人でも一時間はかかるだろう距離を僕はこの時点で走りきっていた。


 フラフラで倒れそうになり未来に身体を支えられた時、その事を未来に教えてもらって、やっとペースを落とし走法と呼吸法を整える余裕を持つことができた。


 ペースを落として10分もしないうちに僕は疲れが随分とひいたような気がした。


 ・・・前と比べて体力の回復も随分と早い気がする。これなら伽凛さんに追い付かれる前に大学の裏門に着けそうだ・・・


 この時はそう思えた。

 だが、それから20分も経たないうちに僕は考えが甘かったことを思い知らされる。


 僕の体力が殆んど戻った頃、僕は天ノ原学園の敷地内に入っていた。

 天ノ原学園は羽生市の半分を占める敷地を有する。

 その天ノ原学園は羽生家所有の羽生連山の緑豊かな裾野にあった。

 裾野とは言っても小高い山が幾つも連なっている。

 大学やその研究機関、高校や中学校に小学校、学生寮や職員寮、学生や学校職員などを相手にした商店街のあるちょっとした町がその山々の間に点在する形で天野原学園は存在していた。


 因みに御雷神社もその羽生連山の裾野の中にある。


 僕はその天ノ原学園内の緑豊かな森の中を走る山道を気の引き締まるような冷気を肌に感じながら気持ちよく走っていた。のだが、突然、背筋の凍るような圧迫感を感じ身を震わせる。


 ・・・何だこの圧迫感………何なんだこの息苦しさを感じさせる圧迫感は? 生まれてこの方感じたことの無い恐怖心を煽られるような凄まじく嫌な圧迫感が真っ直ぐ僕に向かって来るんだけど……・・・


 嫌な汗が滴るのを感じながら僕は走法と呼吸法が乱れないように気を付けながら殆んど全力疾走と言っていいスピードまで速度を上げる。

 僕は速度を上げながら未来の方を見ると、未来は険しい表情をしてその圧迫感の迫ってくる方を気につつ僕と並走を続けながらも、その気配に対処するような行動は起こさなかった。


 ・・・これ程の害意を感じる圧迫感、いや、これが殺気というものかもしれない。今まで殺気なんて向けられたことがないから、これがほんとに殺気かわからないけど……こんなものをぶつけてくる者が近づいているのに未来が行動を起こさないということは、恐らくこの圧迫感の主は……・・・


 等と僕が考えているうちに悪魔が嗤い声を発しながら僕達の背後に猛スピードで迫ってきた。


 ・・・・って! ムリムリムリムリ!! 何これ!! 追い付かれたら殺される!!・・・


 僕は恐怖のあまり走法呼吸法などと考えて走る余裕は瞬間に無くなり死に物狂いに走りだした。


 心臓が爆発しそうなほど激しく脈打ち頭が朦朧として息も絶え絶えとなっても、僕は後ろから迫る凄まじいばかりの殺気から逃れるために走り続けていた。

 人間死の恐怖から逃れるためなら限界を超えることが出来るのだということをこの時僕は初めて体験した。

 凄まじい殺気から逃れるため死に物狂いに走りはじめてどれ程の時間が経っただろうか、遠くにボンヤリと大学の裏門が見えてきた。


 ・・・や、やった………これで………この、凄まじい殺気の……恐怖から…………解放される・・・


 僕の気が一瞬弛んだ時、「残念、追い付いたぞ」と、僕の耳許で凄みのある伽凛さんの声が聞こえた。その瞬間、お尻が爆発した、と思うほどの衝撃を受け僕は意識を失った。




 「・・・・・・」

 「・・・・・・」


 僕は両脇から聞こえてくる声に目を覚ます。


 「……お前はマスターを殺す気か?」

 「いやいやいや、あの程度じゃこいつ死んだりしないだろ? お前もそんなことは分かっていたから邪魔しなかったんだろう?」

 「お前がマスターを鍛えるためだからと言ったから手を出さなかっただけだ。だが、こんな無理な鍛え方があるか! もっと基礎的なことから段階を踏んでじっくりと鍛えていくべきだ。もし、こんなことを続けるなら私はお前の邪魔する」

 「いやいやいや、そんな悠長なことをしているような時間がないことぐらいお前も分かっているだろう?」

 「それは………」


 どうやら僕は未来と伽凜さんに両脇を抱えられた状態で歩いているようだ。うん、長距離を限界まで走った後立ち止まるのは身体に悪いからね……二人ともお世話をかけます。


 「未来、伽凛さんの、師匠の言うとおりだ。僕や未来に対して悪意のある者達が今現在この地球に侵入している可能性はないとは言えない。なら悠長なことはしてられないだろう」


 僕が突然話し出したのに未来や伽凛さんは驚いた様子もなかった。

 恐らく二人とも僕が目を覚ましていたことに気づいていたのだろう。

 僕が話し始めると二人は自然と僕を解放していた。


 「ですがマスター……」と反論しかける未来に「この件関しての反論はなしだ!」と僕は未来の言葉を打ち消す。

 僕の言葉に未来は渋々ながらも従い口を閉ざした。


 「話が纏まったな。じゃあ、今度はこっちの話だ。創星、恐らくこの世界で、お前の身体の性能に勝る身体を持つ者はいないだろう。まあ、私や親父殿は別としてだがな……。しかし、お前は自分の身体を全く使いこなせていない。何故使いこなせていないのかお前は気づいているか?」


 ・・・確かに生命の女神様の封印を一瞬僅かに解いて以降、基礎体力、運動神経等が格段に向上してるのは自覚してるけど……無意識のうちに気持ちがブレーキをかけているというか、頭が身体に追い付いていない気がする・・・


 「多分ですが、頭が無意識のうちにこれ以上は無理だとブレーキをかけているのかもしれません」


 僕の応えに、フム、と伽凛さんは一瞬考えるような素振りをして口を開く。


 「お前の勝手な思い込みで限界をつくってしまっているということには気づいているわけだな……」と呟き、伽凛さんは「よし、お前の修行の方針が決まったぞ!」と、真剣な表情で僕に言う。


 ・・・おお、この人でも真面目にやる時があるんだな・・・と思いながら「はい、よろしくお願いします」と僕は頭を下げた。


 「おう、任せておけ! 先ずはその思い込みで作ってしまった(限界)をぶち破る。と同時に、お前の地球人としての特殊能力を目覚めさせる。後は実践形式の鍛練だな」

 あははは、「お手柔らかに……」


 なんだか変にやる気を出している伽凛さんに僕はひきつったような笑顔で応える。


 「そういえば、お前、生と死を司る女神の後継者なんだから殺しても死なないよな」


 伽凛さんに突然声を掛けられ僕はつい「はい……」と応えてしまった。


 僕の返事を聞くと伽凛さんは二ヤーっといい笑顔を見せる。


 ・・・しまった! 不味い人に不味いことを知られた!・・・と、僕は後悔したが、後の後悔先に立たずである。

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