用語集的なメモ
通貨単位や長さの単位等は各大陸で共通。
【長さの単位】
1ファル=1メートル
【重さの単位】
1レウィ=1kg
1グラウィ=1000レウィ(1000kg)
【通貨単位】
金貨1枚1ダルブ(50000円)
銀貨1枚1フィダ(10000円)
銅貨1枚1ナル(1000円) ※基本単位
小銅貨1枚1ファル(100円)
-地名・国名など-
【東方大陸】
大小の群島に囲まれた大陸。宗主国が大陸全域を完全統治。
それぞれの島において独自の文化や風土等が形成されているが政情は安定している。
黒髪黒目、象牙色の肌の民族が多い。
※イメージは亜細亜圏。宗主国は「邪馬台国」がモデル。
【西方大陸】
四方大陸中最大の面積。気候は比較的温暖で肥沃な土地柄もあり最も発展している。
小国、諸公領、自治区などが多く存在するため戦乱が起きやすく不安定な一面をもつ。
※イメージは西欧~東欧。
【南方大陸】
豊かな水源と鉱物資源に恵まれた大陸だったが近年砂漠化が進んでいる。
遺跡群を中心に発展した都市部と少数部族が点在する地域以外は未開地。
※イメージは中近東~東欧
【北方大陸】
最北に位置する大陸で気候は冷涼。痩せた土地と岩山に囲まれた厳寒地。
人の住める居住区域はごくわずかで、亜生物が数多く生息している。
西方大陸とは内海を挟んで隣接している。
※イメージは北欧~北極圏あたり
【失われた大陸】
四方大陸から見てちょうど中央に位置していた『ラエトゥス島』の異称。
当時島を統治していた国が古代技術の起動実験に失敗、地殻変動で大部分が海に没した。
【ガルデニア王国】
四英雄の血を引く王家が統治。
専制君主制国家として北方諸公連合を率いて北方大陸全土を掌握する。
旗色は紫紺、旗印は「双頭の竜」
【北方精霊騎士団】
四英雄『精霊騎士』によって組織された完全中立の特務機関。
精霊殿の司たる女神官長に忠誠を誓う騎士集団。四つの師団で構成され精霊殿を中心に展開。
旗色は菫色、旗印は「剣を抱く乙女」
第一師団
女神官長の近衛。作戦立案、後方支援等を担う。
第二師団
女神官長の叙任を受けた騎士で構成された師団。精霊殿や聖地の守護を担う。
構成人員の八割が元神官候補生。
第三師団
精霊騎士のみで構成された亜生物専門討伐部隊。亜生物が多く生息する辺境地域を常に巡回している。
第四師団
精霊騎士と神官兵の混成師団で、各大陸に派遣され諜報活動を行う特殊部隊。
表向きは亜生物の生態調査や巡礼者の守護を行っていることになっている。
【北方諸公連合】
北方の有力豪族達の同盟に端を発した組織。合議制で数年に一度、総領を選出している。
精霊信仰が深く四英雄に縁のある一族が多い。
【ウィグリド帝国】
四英雄戦争後、西方大陸西部地帯全域を掌握した豪族が祖として興した軍事国家。
長く続く歴史のなかで徐々に腐敗が進み、帝国民を圧制で苦しめた。
精霊に依存しない「万物は四つの物質からなる」という錬金術を重用していた。
エーラース侯爵家
元帝国中央大貴族。ウィグリド帝国宰相、正軍師を歴任してきた有力貴族。
学者の家系で多くの著名な学者を輩出してきた。
グリマルディ侯爵家
元帝国中央大貴族。
かつてはウィグリド帝国と西方の覇権を争ったが軍門に下り、帝国正規軍元帥の地位についた。
ダズリング侯爵領
元帝国中央大貴族。古くからウィグリド家に仕える武人の家系。
代々の当主が帝国親衛隊を率いていた。
【フィア・シリス王国】
小国ながら数百年の歴史を持つ、西方大陸東部地帯の有力国家。
旗色は真紅で、旗印は『竪琴を持つ乙女』
トラウゼン地方と隣接していることもありレーヴェ公とは盟友の間柄。
王家が楽師の家系ということもあって、王都は芸術家が集まる芸術の都としても有名。
【トラウゼン領邦】
西方豪族レーヴェ公が治めている。西方最強の騎士団『黒き有翼獅子の騎士団』を率いる。
青毛軍馬の騎馬兵団であることから『黒騎士団』とも。
旗色は薄墨で、旗印は「剣を咥えた漆黒の有翼獅子」
トラウゼン辺境伯として長くウィグリド帝国に従属し国境防衛の任についていたが、逆賊として追放され離反。
【フェアバンクス公爵領】
西方最大の貿易港を有する商業地。豊かな財源と世界中にコネクションを持つ。
【東方諸国】
群島ごとに統治者がいるが、宗主国の巫女王のもと独自性を保ちながら従属している。
巫女王は女神官長と祖を同じくする聖職であることから、北方精霊騎士団との縁が深い。
旗色は濃紺、旗印は「白い蜷局を撒く海蛇竜」
※海蛇竜=翼のないシーサーペント。
-用語集-
【精霊騎士】
精霊魔術を使う騎士。
【守護騎士】
精霊騎士のなかでも、契約精霊を持ち、精霊の使役が可能な能力者から選出される。
精霊殿から動けない女神官長の代行者として独自に騎士団を動かせる権限を持っている。
全師団から選抜された女神官長直属の親衛隊(全員精霊騎士の遊撃部隊)を率いる。
【女神官長】
精霊殿に仕える女神官から選出される聖職。
高い霊力、精霊殿を運営する能力、政治力等、様々な資質が要求される。
精神的にも身体的にも消耗が激しいため大体若くして退位していく。
退位後はガルデニア王家と婚姻を結ぶのが伝統的になっている。
【女神官】
精霊殿に仕える巫女。
精霊をその身に下ろして託宣を伝えたり、舞いや占いをしたり、祈祷等を行う。
高い霊力を持ち、精霊と契約している精霊使いであること。乙女(生娘)であることが条件。
【女官】
ガルデニア王立女官学校出身者から選出される女性官人の総称。
精霊殿や王宮で、研究者、文官、政務官といった官職に就いたり
王族等高貴な身分に仕える身辺周りの補助者として仕官する。
【神官兵】
精霊殿に仕える神官。精霊魔法、医薬学、法学等様々な学問と武術修練を修めた文武両道の職。
霊力が高い、身体能力が高い等、将来性のありそうな子どもを王都に集めて選抜を行い神官候補生として育成する。
神官兵になれなくても士官(騎士)への道が開かれており、訓練期間中は衣食住全てをガルデニア王国が負担することもあり希望者が常に殺到している。
【四英雄】
世界を混乱させた「悪辣王」を討伐した四人の英傑の呼称。
北方の精霊騎士、西方の剣士、南方の魔剣士、東の最果ての竜使いを指す。
【四英雄戦争】
ラエトゥス島のある国の王が数多くの魔術師や錬金術師と結託。
ある古代技術の起動実験中に島全体が分断され、四方大陸にも甚大な被害が出た。
この事件が発端となり精霊信仰対錬金術の戦いに発展。
まだ北方の小国だったガルデニアの王太子が三人の仲間達とともに決起しこの戦いを終結させた。
この四人を「四英雄」と称し、五年にも及んだ戦いは後世「四英雄戦争」と呼ばれるようになった。
【四英雄の武器】
精霊殿が管理しているアーティファクト。
錬金術を応用して作られた武具。四英雄の魂(遺伝子情報)を継ぐ者にしか扱えない。
七星剣
ガルデニア王家に伝わる宝剣。
刀身に美しい波紋が浮く長剣。素材が特殊金属のため非常に軽い。
所有者に祝福(オート回復)を授ける。
銘なし
刀身が漆黒で片刃の長剣。特殊金属で硬度が異様に高く、錆びず、刃こぼれもしない。
岩に立てれば剣の自重で岩に沈んでいく、特殊な鞘以外に収めると鞘が破損する等
切れ味が異常で扱いが難しい。四英雄戦争後、所有者とともに行方がわからなくなっている。
朔月
片刃の曲刀。柄に精霊魔術の媒体となる宝珠「精霊の貴石」がはまっている。
自分の霊力や精霊の力を貯めることができるため、霊力を消費せずに精霊魔術を放つことが可能。
南方の「水の精霊殿」に納められている。
【精霊】
「世の理」を司る存在。世界を構築するプログラム。
契約により自分を使役する権限を持つ者として術者を認識し、精霊魔術が使用可能になる。
なかには契約破棄で自分から加護を与える精霊も存在する。
【守護精霊】
術者と何らかの「縁」があり加護を与えてくれる精霊。強大な力を持つ高位精霊が多い。
守護精霊持ちは全員瞳が紫に変化する。
【精霊憑き】
一般的には「精霊が人に取り付いてあちら側に連れて行く」と言われている。
実際には術者と契約した精霊が異常をきたして「人の精霊(魂)」を取り込む現象。
徐々に発狂するか、廃人になるか、自死する。
【精霊信仰】
「世の理」を司る精霊は万物に宿る。
それらを尊び常に謝意を持つことで恩恵を受けて、精霊からの良き導きが得られるというアミニズム信仰。
精霊殿に奉られた地水火風の四大精霊を信仰している。
【騎士の誓い】
叙勲時の宣誓を指す。
騎士が愛する女性に自分の命と剣を捧げ、生涯の忠誠を誓うプロポーズにも使われる。
大陸や国ごとに微妙にニュアンスが違う。