表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Chronosphere 〜貴方を殺めた世界に、花束を〜  作者: サム
第七章「王国軍編」
74/74

Episode74「ダークスネーク」

ダークスネークは漆黒の鱗に覆われた巨大な魔獣で、身体の長さは軽く20メートルを超える。

その目は紅蓮に光り、牙からは毒が滴る。

「まさか、本当に魔獣を使ってくるとは……」

カイルは苦々しく呟いた。


帝国軍の中には、魔獣を操る異端の魔導士たちがいるという噂があったが、実際に目の当たりにするのは初めてだった。


「逃げろ!! あんなのに勝てるわけがない!!!」

兵士たちが動揺する中、ダークスネークは巨大な尾を振るい、前哨基地の外壁を木端微塵に打ち砕いた。


「ギャアアア!!」

無数の兵士が吹き飛ばされ、テントや武器庫が崩壊していく。


「くそっ……戦える奴は応戦しろ!!」

レックスが叫ぶが、動揺した兵士たちはなかなか立ち上がれない。


「だったら……俺たちがやるしかねぇ!」

カイルは剣を構え、戦闘態勢を取る。

すると、ノア、ローラ、エリスも次々に魔法の詠唱を始めた。


挿絵(By みてみん)


4人はあちこちを飛び回り、ダークスネークを翻弄しようとする。しかし、突如としてダークスネークの毒牙が光り、口から黒紫色の霧が噴射される。


「なんだ、この霧は……!!」

「あっ…!」

ノアとエリスがその霧を吸い込んだ瞬間、身体がピタリと動かなくなった。


「ノア!? エリス!!」

ローラが叫ぶが、2人はまるで金縛りにあったように動けなくなり、顔色もみるみる青ざめていく…。


To be continued…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ