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Chronosphere 〜貴方を殺めた世界に、花束を〜  作者: サム
第七章「王国軍編」
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Episode66「入隊」

ノアたちはついに決断を下した。

「……わかった。俺たちも王国軍に加勢する。」

王国兵たちは歓声を上げ、4人を温かく迎え入れた。


「お前たちが加われば百人力だ!」

「心強いぜ、頼むぞ!」

戦場の緊迫した日々の中で、新たな仲間が増えることは彼らにとっては大きな希望だった。

こうして、ノアたちは正式に王国軍の一員となった。


その夜、基地の一角ではささやかな宴が開かれた。

戦場では貴重な時間だったが、兵士たちは少しでも士気を高めるために、4

人を祝った。


焚き火が揺らめく中、兵士たちは笑い合い、酒を交わした。

ノアたちも少しだけ肩の力を抜くことができた。

「……こんな時間が、ずっと続けばいいのに。」

「戦場にいると、こういう時間のありがたみが身に染みるな……。」


だが、そんな平穏も長くは続かなかった——。


宴が終盤に差し掛かったころ、急報が基地に駆け込んできた。

「帝国軍が再び動き出しました!!」

「奴ら、国境付近の征伐を開始した!!」


兵士たちの表情が一変した。

「……くそっ、ついに来たか。」

「休む間もなく、戦場に戻ることになりそうね……。」

帝国軍は一時的に活動を沈静化させていたが、

ここに来て再び攻勢を仕掛けてきた。


国境付近の村や前線基地が襲撃を受け、各地で戦闘が勃発しているという——。


戦争は、もう止まらない。

ノアたちは、次の戦場へと向かうことを余儀なくされる…!


To be continued…

途中で寄った村の休憩所にて。テーブルの上に置かれたのは、一組のチェスセット。


「……じゃあ、始めようか!!」

「ふふっ、望むところだ……この天才カイル様の実力を見せてやる!」


ノアVSカイル、真剣勝負。

ローラとエリスは、後ろで観戦していた。


「チェックメイト」

「えっ」

ノアの淡々とした宣言に、カイルの目が点になる。


「またチェックメイト」

「……ちょ、待て……」

額に汗をかき始めるカイル。


──30分後。


「詰みだ」

「オワァアアアアアアア!!!!!!」

ついにカイル、頭を抱えて崩れ落ちる。


「すごいよノア!」

ローラが拍手を送り、ノアは少し照れくさそうに微笑んだ。


「おいローラ、それフォローになってない……!」

「ま、まだだ……!俺の中の必勝理論がああああ!!!」


挿絵(By みてみん)


するとエリスがすっと近づき、肩をぽんっと叩く。


「はいはい、よしよし。今日のところは負けでいいでしょ?おやつあげるから落ち着いてね」

「……ぐっ、ああ……悔しい……でも優しい……」

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